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2004年7月19日

♭5 : paris match

♭5paris matchの5枚目のアルバム「フラット・ファイブ」。1st、2ndのときに思ったけど、やっぱり最高のBGMです。悪い意味ではなく。特にPCに向かっているときに聞くと、集中する。本当にどうでもいい曲だと、まったく聞こえなくなるのに対し、これはちゃんと残っている。それだけ心地良いけどもしっかりした曲なんだろうと思う。おそらくアレンジが好きなんだろう。技術はしっかりしているのだが、相変わらずボーカルの線が細く、そこはかとないところがいい。

初回限定でDVDがついている。プロモビデオは「太陽の接吻」がフルコーラス入っているだけで、あとはメンバーの杉山洋介、ミズノマリ、古澤大がそれぞれインタビューに答えているという形。BGには当然Paris Matchが流れているけど、PVが入っているわけじゃない。結構気合い入れて作る人たちなので、そのうちPV集を出すんだろうな。DVDがついてない通常版も出していて、値段の差が600円ほど、というのは微妙な感じ。

「TypeIII」がドライブミュージックを意識していて、「Quattro」はリゾートを意識していた。引き続きドライブBGMやリゾートBGMとしても考えられているようで、夏に向けてアルバムを出しているのだが、少し落ち着いたような気がする。

「太陽の接吻(キス)」はキリン氷結の、「HELLO BEAUTIFUL DAY」と「ETERNITY(English Ver.)」はともにPOLAのCMソング。恒例のスタンダードソングは今回はアル・グリーンの「Let's Stay Together」。こんなスタンダードもうまく歌いこなせるようになったなぁと感慨深い。

「stars」は杉山・古澤コンビの曲だが、先にvividblazeというバンドに提供しているので、ミズノマリがセルフ・カバーという形になる。「Eternity」はこのバンドにしてはめずらしい、ストレートにきれいなバラード。リスボンの丘をイメージしているそうだ。「手紙」はスティービー・ワンダーのようなハーモニカが印象的。「CAMERRIA」「追憶」と大人っぽい曲が続くが、曲調は全然違う。特に「追憶」は時々こういう曲あるなぁという昭和歌謡の匂いが若干する。「Drive」はなんだか微妙な詞...。

DVDでミズノマリが「一番好きなボーカリストはTracy Thorn」と言ってるのを聞いて、自分はこの人たちと趣味が合うってことを再確認した。

2004.7.16 ビクターエンタテインメント

  1. STARS  作詞:古澤大,手塚三保/作曲:杉山洋介
  2. 太陽の接吻 (キス)  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  3. OLIVE  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  4. CALL MY NAME  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  5. ETERNITY  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  6. 手紙  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  7. LET'S STAY TOGETHER
  8. CAMELLIA  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  9. 追憶  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  10. DRIVE  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  11. OCEANSIDE LINER  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
  12. I' LL BE THERE  作詞:ミズノマリ/作曲:杉山洋介

    --BONUS TRACK--

  13. HELLO BEAUTIFUL DAY
  14. ETERNITY (English Version)

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