10/15

2017

「高野文子の描く昭和のこども原画展」に行ってきました。

高野文子の描く昭和のこども原画展チラシ昭和のくらし博物館の特別展「高野文子の描く昭和のこども原画展」に行ってきました。昭和の暮らし博物館という会場に合わせ、高野文子先生の作品の中から昭和のこどもを描いた原画を展示する企画です。

会場の昭和のくらし博物館は東急池上線久が原駅から徒歩8分。東急多摩川線の下丸子の駅からも同じくらいだそうです。駅からの道はわかりにくくはないですが、途中には目印がないので、調べておく必要はあります。閑静な住宅街の中にある、昭和に建てられた民家を利用した建物。入口から入ると左手に受付があり、ここで入館料500円をお支払いします。

昭和のくらし博物館入口会場建物の全体の構成は展示室案内にあります。玄関の戸をガラガラとあけて普通のお宅にお邪魔する感覚で自然と「お邪魔します」と声が出ます。そして当然のように靴を脱いであがります。展示室はこのページの「小泉智代記念室」の位置にありますので、お茶の間やお台所、お座敷を眺めて雰囲気を味わいながら進みます。後からゆっくり拝見しようと、気持ちは展示室へはやり、増築部分の2階にあがります。

展示室の中はこんな感じでした(展示風景展示風景)。机の上に単行本が並べられ、原画の番号と一致させたしおりがページに挟まれています。このページの原画がこちらです、という意味で、とても親切です。

原画は22点、カラー8点、モノクロ14点です。内容は以下の通り。
(ネタバレになるので、これから行かれる方はここはスルーしてください。)

No作品名収録単行本
1春ノ波止場デウマレタ鳥ハおともだち13カラー
2春ノ波止場デウマレタ鳥ハおともだち14カラー
3春ノ波止場デウマレタ鳥ハおともだち15カラー
4春ノ波止場デウマレタ鳥ハおともだち37カラー
5絶対安全剃刀絶対安全剃刀表紙カラー
6おともだちおともだち表紙・裏表紙カラー
7しきぶとんさん
かけぶとんさん
まくらさん
しきぶとんさん
かけぶとんさん
まくらさん
表紙カラー
8青い鳥青い鳥表紙カラー
9美しき町棒が一本7モノクロ
10美しき町棒が一本13モノクロ
11奥村さんのお茄子棒が一本147モノクロ
12奥村さんのお茄子棒が一本151モノクロ
13奥村さんのお茄子棒が一本161モノクロ
14奥村さんのお茄子棒が一本193モノクロ
15奥村さんのお茄子棒が一本195モノクロ
16美しき町棒が一本19モノクロ
17美しき町棒が一本21モノクロ
18黄色い本黄色い本33モノクロ
19黄色い本黄色い本43モノクロ
20黄色い本黄色い本45モノクロ
21黄色い本黄色い本31モノクロ
22Tさん(東京在住)は、
この夏、盆踊りが、
おどりたい。
どみとりー
ともきんす
121モノクロ
プレスリリースには26点とあったのであとの4点は何か伺ったら「ガラスケース内の"もんぺ"の絵が3点。キャラ設定アイデア段階の下絵作品群をまとめて1点と数えた」とのことでした。

今回の展示のポスターにも使われた「おともだち」の原画ですが、単行本がほぼ原寸大の大きさで、意外と小さいなという印象。裏表紙の女の子二人も展示されていました。カラー原画、美しくてため息が出ます。モノクロ原画は高野先生の独特のトーンの使い方、やわらかい線を堪能しました。

これら原画の額装のマット、もしくはマットボードと呼ばれる部分の布を高野先生ご自身で選んでつくられたそうです。

ガラスケースの中は新作の構想で途中で止まっているという「にっぽんのズボン」という作品についての展示でした。「日本の労働着―アチック・ミューゼアム・コレクション」(中村たかを著 源流社 1988.7)という本がきっかけで思いついたのだそうです。本の中にあった型紙をもとに実際につくってみたミニチュアのズボンや、登場するキャラクターの一覧などが展示されていました。どんな作品かというと「タイプの違った三人の女の子が登場し、自分の履いているズボンがいかに優れているかを自慢し合うというアクション・ラブコメ(?)」だそうです。

お裁縫がとてもお上手な高野先生ですが、お母様が和裁をされていたそうで、子どもの頃からお手伝いされていたのでしょう。

このペーパークラフトは展示室の下の談話室にあります。この談話室にはフェリシモから出ていた赤木かん子さんの絵本「火打ち箱」が紙芝居になっておかれていました。この紙芝居の中のペーパークラフトは高野先生がつくられたものです。

1階のお部屋に「昭和の暮らし」が再現されています。お台所やお茶の間をじっくり見た後、別の階段から2階のお部屋にあがります。ここでは企画展「楽しき哀しき昭和の子ども」が開催され、こちらの「山口さんちの子どもの部屋」も高野先生がつくられたものだそうです。

高野先生は現在大田区にお住まいだそうで、この「昭和の暮らし博物館」のお近くのようです。昨年もこの博物館でワークショップを開かれました。今回も期間中にワークショップが2回、トークショーが1回開催されます。

高野文子てぬぐい帰りがけに受付の中はショップになっているので立ち寄って手ぬぐいを購入しました。蔵だったような風情の建物でした。

会期:2017年10月6日(金)~12月24日(日)10:00~17:00 ※開館日は金・土・日・祝日のみ
会場:昭和のくらし博物館 東京都大田区南久が原2-26-19
入館料:大人500円/小学生~高校生300円

イベント(すべて受付終了)
◆トークイベント
10月21日(土)13:00~15:00「50年前 わたしのこども時代」高野文子さん×里村洋子さん(昭和のくらし博物館研究会員・新潟県在住)会場:鵜の木特別出張所/定員:100名/参加費: 1,000円(入館料込み)
◆ワークショップ―高野さんと昭和の手仕事をしよう!
10月29日(日)13:00~17:00「キモノ解きのつどい」
12月2日(土)10:30-14:30「障子張りと障子の切り紙づくり」

昭和のくらし博物館 サイトTwitterfacebookページ

08/12

2017

たそがれたかこ/入江喜和

たそがれたかこずっと単行本で読み続けていた「たそがれたかこ」が終わった。アラフォー・アラフィフ女性には響く内容ではないかと思う。こんなさえないヒロインを興味深く読める作品にするには、シンパシーのある設定でなおかつちょっと突飛な行動を取らせる必要がある。たかこは平凡ではなく、平凡以下のダメっぷりなので、その行動もかなりグレードアップしなくてはならない。それが若いバンドへの傾倒と中学生への恋愛だ。偶然知り合った近所で飲み屋をやってるカッコいいおじさんと何とかなる方向へ話をもっていかないところがいい。

独り身の40代女性、仕事はパートで食堂勤務。親のもつアパート経営があるので、母親と二人暮らしなら何とかなる。だから貧困ではないものの、さえないことには変わらない。こんな人でも結婚したことがあって娘がいるが、娘を手放している。

主人公の母親と元夫はタイプは違うが「無神経」を絵に描いたような人たちで、本人はいたってナイーブで傷つきやすい。なぜかこういうタイプの人は無神経な人を近寄らせる。気の毒だなぁとは思うものの、共感は出来ない。私自身の性格から考えて、おそらくこの人とは友達にすらならないし、向こうも近寄らないだろう。実際、直接の知り合いでは、あまり見たことがないぐずぐずしたタイプだ。

それでも私がこの作品を気に入ったのは、彼女が音楽に救いを見出したところ。主人公は若い人が好きそうなバンドに夢中になって、一人でライブハウスに行こうとする。東京キネマ倶楽部やZeppダイバーシティなんか若くなくて一人なら敷居が高い。ビルボードライブ東京やDuo Music Exchangeあたりなら同年代もいるので平気なのだけど。鶯谷で逆方向の出口に出てしまうとかあまりない気がするし、Zeppにゆりかもめじゃなくてバスで行くなど、一筋縄でいかないところがまたいい感じ。この辺がじっくり描かれていて、ライブへ向かう高揚感がよくわかる。ライブは日常を離れ、たくさんのエネルギーをもらえる場で、年齢は関係ない。

また、娘の摂食障害のエピソードもいい。主人公のようなナイーブな人だからこそわかってあげられる部分もあるし、でもだからこそダメな部分もある。心が弱ってる人への対応の難しさをていねいに描いていて、さすがだなと思う。

以下ネタバレになります。

全体として優れた作品であることは認めるが、最後まで読んで好きではなくなった。ずっと読み続けていて、この流れであっても、さすがにそれはないだろうと思っていたのだけど。オーミに告白した件。これはたかこからしたら必然なのだろうけど、やはり私は受け入れられない。
「キモい」のではなく、セクハラだし児童虐待。極端な上下関係がある人からの恋情はどんなにピュアなものであっても表に出してはダメだ。

オーミの立場になってみたら親切にしてくれたおばさん(母親より年齢が上)が自分をそんなふうに見てたなんて、人間不信になっても仕方ないほど傷つく。大好きなバンドもイヤな記憶しか残らない。誰を好きになってもいいけど、好きな人を傷つけても、その想いをぶつけていいなんてことはない。我慢しなくていいと若いバンドのにいちゃんに言われたから告白するなんて、ダメ過ぎる。大人なんだから我慢しろとしか言いようがない。

たかこのダメさを描くのならここまで描かないと、というのもわかるし、ふわっときれいにまとめたくない作者の意図もわかるが、いくらなんでもやり過ぎだ。読後感がすごく悪い。

似たような思いしたのは「うさぎドロップ」。そういう流れになるのは途中からわかっていたけど、最後の章だけなしにしてその前で終わらせれば良かったと思う。

なぜ作品のなかで決着をつけたがるんだろう。オープンなエンディングであとは読者に委ねればいい。これはいわば「ここまで描かないと」という作者の欲なんだろうなと思う。それを否定する気はないけれど、これほどまでに気持ち悪いのは本当にダメだ。ハッピーエンドがほしいんじゃない。読後感の良い作品が読みたい。

09/21

2015

ヤマザキマリ&とり・みき「プリニウス」第三巻刊行記念トークライブ

「プリニウス」第3巻刊行記念トークライブ2015年9月19日(土)、神保町にある日本マンガ塾で開催されたヤマザキマリ&とり・みき「プリニウス」第三巻刊行記念トークライブが行われました。
日本マンガ塾
「プリニウス」第3巻
togetter まとめ

トークショーはまずお茶の水の名曲喫茶「ウィーン」の写真から始まります。ヤマザキマリさんは1984年、17歳のときにアルバイトをしていました。その職場の複雑な人間関係で作品が1本描けそうなほどだったといいます。そしてここを舞台にしたマンガを描こうとして出来たのが「ジャコモ・フォスカリ」だそうです。そのお話しはまたいつか伺いたいです。(名曲喫茶ウィーンは建物は残っているけど店は違う)

プリニウスお茶の水 名曲喫茶ウィーン
名曲喫茶ウィーン つづき
(ヤマザキマリさんもスタカン好きなんだ。そりゃまぁあの時代のロンドンっ子は当然ですね。)

さて、「プリニウス」のお話。とり・みきさんとヤマザキマリさんのお二人の出会いは。吾妻ひでおさんが行く予定だったシチリアのコミックフェスティバルにとり・みきさんが行くことになったので、すでに知り合いだったヤマザキマリさんにシチリアに行くんだけど、というメールを出した。観光地や食事についてアドバイスをもらった。というのが二人が親しくなるきっかけ。



テルマエロマエ 最終回「テルマエ」の6巻の頃、スケジュールが詰まって、ちょうど最終回の2回前から、とり・みきさんにアシスタントに入ってもらった。とり・みきさんはちょうど連載が終わって一段落したところだった。とり・みきさんが描く背景の緻密さに圧倒され、これなら前から描きたかった「プリニウス」を一緒につくることが出来るのではないかと思ってもちかけた。

「マンガに背景は必要ない」と「漫勉」で東村アキコ氏と浦沢直樹氏が言っていたが、それは概ね正しい。ほとんどのマンガはキャラターが主で背景は従。背景を描き込み過ぎると物語を進めるスピードが落ちる。背景はキャラクターの邪魔をしてはいけない。今いる場所や時間を説明するだけでいい。マンガを学ぶ専門学校や編集者からはそう教わるし、それは間違いではない。

ゲンセンカン主人だが、「すべてのマンガが」というわけではない。例えば、つげ義春「ゲンセンカン主人」。背景がキャラクターと等価か、それ以上の意味をもち、物語を語る。「プリニウス」もそういう作品で、背景が非常に重要。毎回、話の方向性によって背景の描き方を変えたりする。緻密な背景が作品全体から出る陰鬱さを表現している。

マンガ家は作品によって背景のつくりかたを決めている。ストーリーに一番フィットする描き方を考えている。まったく背景のないマンガを描いたこともある(とり・みき作品が投影される)。だから「マンガというものは」と十把一絡げにしないで欲しい。「プリニウス」は読んでいる人が古代ローマの街中を行き来しているかのような気持ちで読んで欲しいと思って描いている。


「プリニウス」原画のデータをPhotoShopのレイヤーを隠しながら見せていただきました。


プリニウス3巻のサインキャラクター=ヤマザキマリ、背景=とり・みき、が原則だが、そうとは限らない。進行の都合上、キャラクターと背景をセットでヤマザキマリさんが描き、背景とキャラクターをセットでとり・みきさんが描くこともある。

また、背景とキャラクターの順番だが、背景の上にキャラクターがのるのが多いが、キャラクター部分が多いコマはそれだと無駄な作業が発生してしまうので、最初にキャラクターを描いて、キャラクター部分マスクして背景を描くこともある。


サイン会の様子最後に質疑応答が短くあって、サイン会。このところ、とり・マリライブにも行けてなくて、ヤマザキマリさんにお会いするのは、昨年の9月にお台場でのヤマザキマリ+とり・みき 魅惑のトーク&LIVEナイト! 「今夜はブワァーッといってみよう!」で1巻にサインしていただいた時以来です。その前に三原順イベントに行きましたが、あれはサイン会はないので。とり・マリ、サンバTシャツに着替えました。


このイベント、別のゲストで2回目以降があるそうなので、あえて苦言を呈します。

タイムテーブルが細かく、トイレに行く時間すら制限していたのに、結果的にかなり崩れています。だから、最初からあまり厳密にしなければ、たとえ多少押しても、まぁこんなもんだで済むと思うのですが、いかがでしょう?こちらへの要求が厳しいわりには、という印象です。

PCトラブル多数。PCを変えたらミラーリング出来ないのはありがちなことなので、多少仕方がないと思いますが、プロジェクターの時間制限があるとか、ノートPCを電源にさしておかないとか、ちょっと初歩的なミス。まずは複数種類のPCを使わない。PCを動かす人を限定する、が打ち合わせのないイベント時は安全です。全部パワポに載せてしまえば誰がやっても出来ますが、そこまで準備している暇がないことは往々にしてありますので。

整理番号順への入場だが、1から厳密にやる場合もあるが、「1~10番までの方、11~20番までの方」の方がスピーディです。

事前にきちんと質問を受けておいたのに、事前に選んでいる様子もなく、実際の質疑応答の時間もなかった。それでしたら、最初からなしにした方がこちらの方も納得します。

08/17

2015

かごめかごめ/池辺葵

かごめかごめ修道院に暮らす修道女の生活と揺れる思いを静かに描いた作品。池辺葵さんは私は実は「繕い裁つ人」より前に「サウダーデ」で知った。あれは偏屈な女の人が主人公だったが、「繕い裁つ人」も頑固な職人さんで、一風かわった味わいの作品を描く。台詞が少ない。静かで、淡々と、表情もあまり変わらないのに、伝わってくるものがあるという不思議な作品たち。この「かごめかごめ」はオールカラーという豪華な作品だが、彼女の作品らしく、やはり台詞の少ない静かなもの。

「かごめかごめ」の主人公マルエナは「修道院での神の御前で過ごす、実り豊かで静かな生活」と「好きな人と子どもを産んで育てる外での生活」のいずれかしか選べない。

彼女は修道院での生活に不満があるわけではないのだろう。でも、修道院の外での生活、外で出会ったコーリャへの想い、自分をずっと待っているコーリャの想いを受けて、思い悩む。

一方で修道院で自分を慕う幼いアミラや長い間の友人であるシスター・ヴィーへの想いもある。神の御前での精神的に充実した生活の魅力もわかっている。ルーチンワークかもしれないが、日々の営みの素晴らしさや集団生活につきものの責任感も感じる。修道院の生活は厳しいが、その分、精神的には充実していると思う。

どちらの生活も素晴らしい。でも、どちらかしか選べないのだ。

私たちの人生にも、こういうふうにどちらかを選ばなくてはならない時が来る。どちらか一方がイヤというのなら答えは簡単なのだが、そうではなく、どちらも捨てがたい魅力をもつ生活だということがある。どちらを選んでも後悔する。どちらを選んでもすべてが満たされることはない。

マルエナは幼い頃修道院に入った。おそらくは富裕な家庭で育ったが早く両親を亡くし、遺産ごと親類が入れたのだろう。後見人となる両親のいない良家の子女は嫁ぎ先も見つけにくく、他に方法がなかった、という舞台設定とだと思う。いい生活をした人は修道院での生活に馴染めないものだ、と作品中で言われている。マルエナが修道院の生活で満たされていないのは、外の生活を知っていることとは関係ない。ストレートにコーリャへの想いがあったのだろう。

コーリャとの最初の出会いから14年後にマルエナは修道院を去る。その間ずっと修道院の外の畑に彼がいることを知っている。一度、脱走しようとしたこともある。ヴィーはそれを知っている。その時にマルエナはアミラを拾ってくる。おそらく、それが最初の出会いから数年後なのだろう。それから更に時間が経ち、アミラが育ったのもあって、マルエナは出奔する。

修道院の外に出て、コーリャと結ばれたマルエナだが、それですべてが満たされたわけではない。修道院での祈りに満ちた生活への未練もある。アミラへの罪悪感もある。

最後、子どもが生まれている。神への祈りは、どこででも捧げられる。そういう流れなのだろうけれど、人生はずっと続く。マルエナは生きる限り、迷い続けるだろう。子どもが成人し、コーリャが死んだら、また修道院に戻るかもしれない。

私たちの人生もそういうことだろうと思う。できればすべてを選びたいが、何かを選んだら、どうしても何かを捨てることになる。これで良かったと思うこともあれば、あのときの選択は間違っていたと思うこともある。それはもう仕方がないんだろうな、と最近は思うようになってきた。

秋田書店 2014.9.20 ISBN978-4-253-10053-3

09/29

2014

ヤマザキマリ+とり・みき 魅惑のトーク&LIVEナイト! 「今夜はブワァーッといってみよう!」

とりマリinカルカル日時:2014年9月28日(日) 17:30開場 18:30開演
開場:東京カルチャーカルチャー(東京都江東区青海1丁目3-11)
ヤマザキマリ+とり・みき 魅惑のトーク&LIVEナイト! 「今夜はブワァーッといってみよう!」

私はヤマザキマリさんのファンなので、というのはもう漫画や文章といった作品だけでなく、人としてトータルでファンなので、また行ってきました。特にこの企画はライブもついてるので(ライブがメイン?)お得です。前回購入したサンバTシャツ(黒)を着ていったことは言うまでもありません。


【1】ブラジル珍道中
最初、写真が出なくて、ハラハラしました。
集英社『Sportiva』のウェブ連載のお仕事でブラジルまでワールドカップに行かれたお二人の珍道中。グループリーグの日本×ギリシャ、ベルギー×ロシア(マラカナン)、イタリア×ウルグアイの3試合を観戦されたので、ナタール→リオ→ナタールという移動。試合と移動の隙間を縫っての観光などを紹介されました。

マラカナンが暑かったので汗をかいたままナタールに戻って風邪をひいてしまったお二人。デング熱ではなかったということですが、実はデング熱はお二人が日本に持ち込んでしまった...ということはなさそうです。お仕事を抱えながらの無茶な旅程でやられてしまったようです。あまりご無理なさいませんよう。

日本とブラジルは30時間くらいかかりますよね。私もアルゼンチンなら行ったことがありますが、そのくらいかかりましたね。そしてやはりマイアミのトランジットでバッゲージ・ロストしました。7時間あったのでその間に戻って来ましたが、気が気じゃない。

【2】 「プリニウス」制作秘話
PhotoShopのレイヤーでお二人がそれぞれ担当されたパートがわかりやすく見せていただけました。単純に人物と背景という担当分けではないことがよくわかりました。

【3】公開Q&A
質問を紙で受け付けてお答えするコーナー。質問は開演前に書いて提出する仕組みだったのですが、私がトイレ行ってる間に回収されてしまったらしく、出せずじまいでした。おもしろい質問をした方3名様にプレゼントがあたりました。

----------休憩-------

【4】とりマリ&エゴサーチャーズ(マイナス1)LIVE

前回の下北沢404で演ったものあり、初めてのものもあり。すみません。今回、うっかりお酒を飲んでしまい、ぼんやりしていてメモを忘れました。抜けがたくさんあります。



1. 不明

2. So Danco Samba ソ・ダンソ・サンバ : António Carlos Jobim & Vinícius de Moraes アントニオ・カルロス・ジョビン&ヴィニシウス・ヂ・モライス
https://www.youtube.com/watch?v=AVk-9LmaM8c

3. Garota de Ipanema イパネマの娘 : António Carlos Jobim アントニオ・カルロス・ジョビン
英語、イタリア語、日本語、ポルトガル語

日本語は初めて聴いたんじゃないかと思います。全力でブリっ子な歌詞だったので、それ風に歌われておられました。

4. Parole Parole パローレ・パローレ : Mina & Alberto Lupo ミーナ&アルベルト・ポーロ
Paroles Paroles : Dalida avec Alain Delon ダリダ&アラン・ドロン(訳詞付)
甘いささやき : 細川俊之&中村晃子
マリさんの歌にのせて、とり先生が原稿が遅れる言い訳をするという定番ソング!

5. 不明

6. 不明

7. Dan¸a da Solidão 孤独のダンス : Paulinho da Viola パウリーニョ・ダ・ヴィオラ(Marisa Monte マリーザ・モンチ)

8. さらば恋人:堺正章

en1. Carinhoso カリニョーゾ : Pixinguinha ピシンギーニャ
Paulinho da Viola パウリーニョ・ダ・ヴィオラ と Marisa Monte マリーザ・モンチのバージョンで。

en2. 砂に消えた涙 Un Buco Nella Sabbia : ミーナ Mina
弘田三枝子伊東ゆかり、ザ・ピーナッツ


とりマリサインその後サイン会です。「プリニウス」をもっていきました。
このサイン会のためにさくさく描けるよう生みだされたキャラクター「プリニーちゃん」。本当にサクサクと進んでいました。

こちらのサインも合作なのですが、さきにとり先生が描いて、後からマリさんが追加する順番です。確か、火山と噴火の外枠とご自身のサインをとり先生が、火山の中の顔とご自身のサインとあて名をマリさんが担当されていたと記憶しています。このもくもくした噴煙の中にお名前を入れることの方が多かったです。このようにマリさんの方が少し量が多いのですが、それでも微妙に「待ち」の状態になっているという状況でした...。


この後、下北沢404でまたライブがあるようです。

10月12日(日)はbachibouzouk presents 下北沢 BAR BAND NIGHT Vol.8に出演。このイベント、去年に引き続き登場されます。

11月27日(木)にワンマンライブ。19:00開場、19:30開演。チケットは10月6日にe+とローソン、404店頭にて発売開始。

10月13日(月)はバンドではなくトークショーが。ここで一回お帰りになるのかな?ともあれ、お忙しいヤマザキマリさんでした。