井上陽水 Disc Review
永遠のシュール
永遠のシュール

  1. Queen
  2. 真珠
  3. 恋の神楽坂
  4. 移動電話
  5. 野蛮な再会
  6. カミナリと風
  7. ドレミのため息
  8. 土曜日のため息
  9. タイランド ファンタジア
  10. 目が覚めたら
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FOR LIFE 1994年10月21日 FLCF-3527
FOR LIFE 2009年3月25日 FLCF-5014(SHM-CD)

「UNDER THE SUN」から1年で発表されたアルバム。ジャケットは陽水の中でも1、2を争う出来だと個人的には思っている。そして、おそらくは1990年代のベストなのではないかと思う。「ハンサム・ボーイ」の方が売れ行きはよかったし、良い曲がたくさん入っているが、アルバムとしての完成度の高さはこちらの方が高いように思える。

「野蛮な再会」は1991年のコンサートでハバロフスク&マフィア(井上陽水・忌野清志郎・高中正義・細野晴臣)によって演奏されたものを録音したもの。「移動電話」はドラマの主題曲で、「カミナリと風」は同ドラマの挿入歌。「夢見る頃を過ぎても」というTBS系列のドラマで、確か青春群像ものといった風情の作品だったと記憶している。

「恋の神楽坂」は久しぶりに陽水の「日本の夏」シリーズ。それにしても、夏という言葉がこのアルバムに頻出するな。「野蛮な再会」のアレンジがひどく懐かしい。こういうのが好きだったなぁ。「タイランド・ファンタジア」がすごくさわやかさだ。これで起きることが出来たらいいだろうな。と思ったら、次が「目が覚めたら」だった(笑)。

次の単独のオリジナル・アルバム「九段」が出るまで、実に4年近くあいてしまう。

  作詞作曲編曲
1Queen井上陽水井上陽水井上陽水
2真珠井上陽水井上陽水星勝
3恋の神楽坂井上陽水井上陽水Grant Mitchell, 壷山要
4移動電話井上陽水井上陽水小林武史
5野蛮な再会井上陽水・忌野清志郎井上陽水・忌野清志郎井上陽水・村田陽一
6カミナリと風井上陽水井上陽水井上陽水
7ドレミのため息井上陽水井上陽水井上陽水
8土曜日のため息井上陽水井上陽水井上陽水
9タイランド ファンタジア井上陽水井上陽水小林武史
10目が覚めたら井上陽水平井夏美・井上陽水Grant Mitchell

UNDER THE SUN

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