Luchino Visconti

Bibliography

映画各論

「郵便配達は二度ベルを鳴らす」

ヴィスコンティ秀作集 8 郵便配達は二度ベルを鳴らす
著者ルキノ・ヴィスコンティ著,大條成昭訳
出版者新書館
出版年1981.12.10
ISBNISBN4-403-04005-5
内容 郵便配達は二度ベルを鳴らす〔オリジナル・シナリオ〕(ルキノ・ヴィスコンティ,マリオ・アリカータ,ジュゼッペ・デ・サンティス,ジャンニ・プッチーニ)
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」をめぐる対話と証言
ネオリアリズム派の傑作はいかにして生まれたか(リベロ・ソラローリ)
生ける屍―チネマ誌に発表された論文(ルキノ・ヴィスコンティ)


郵便配達は二度ベルを鳴らす
著者ジェームズ・ケイン著,中田耕治訳
書誌事項集英社 1981.1 ISBN4-08-760070-X(集英社文庫 赤35-A)
郵便配達は二度ベルを鳴らす
著者ジェームス・ケイン著,田中西二郎訳
書誌事項新潮社 1963.7 ISBN4-10-214201-0(新潮文庫)
郵便配達夫はいつも二度ベルを鳴らす
著者ジェームズ・ケイン著,小鷹信光訳
書誌事項早川書房 1981.11 ISBN4-15-074001-1(ハヤカワ・ミステリ文庫 77-1)
郵便配達はいつも二度ベルを鳴らす
著者ジェームズ・ケイン著,田中小実昌訳
書誌事項講談社 1979.4 ISBN4-06-137039-1(講談社文庫 け2-1)


「夏の嵐」

ヴィスコンティ秀作集 2 夏の嵐
著者ルキノ・ヴィスコンティ著,吉岡芳子訳
出版者新書館
出版年1981.6.10
ISBNISBN4-403-04002-0
内容 夏の嵐〔オリジナル・シナリオ〕(ルキノ・ヴィスコンティ,スーゾ・チェッキ・ダミーコ)
「夏の嵐」の企画が誕生するまで
「夏の嵐」の編集をめぐるヴィスコンティとプロダクションの応酬
「官能」(夏の嵐)(カミロ・ボイト作)
参考資料「夏の嵐」の時代(吉岡芳子)


「白夜」

白夜
著者ドストエフスキー著, 小沼文彦訳
出版者角川書店(角川文庫クラシックス)
出版年1958.4
ISBNISBN4-04-208702-7
感想原作の主人公はマストロヤンニよりもう少し夢想家である。


「若者のすべて」

ヴィスコンティ秀作集 6 若者のすべて
著者ルキノ・ヴィスコンティ著,吉岡芳子訳
出版者新書館
出版年1982.4.25
ISBNISBN4-403-04007-1
内容 若者のすべて〔オリジナル・シナリオ〕(ルキノ・ヴィスコンティ,スーゾ・チェッキ・ダミーコ,パスカレ・フェスタ・カンパニーレ,マッシモ・フランチオーザ,エンリコ・メディオーリ)
「若者のすべて」をめぐるルキノ・ヴィスコンティとの対話
シナリオから映画へ(G.カランチーニ)
―「若者のすべて」のシナリオ作成のプロセス
―「若者のすべて」撮影日誌から


「熊座の淡き星影」

ヴィスコンティ秀作集 7 熊座の淡き星影
著者ルキノ・ヴィスコンティ著,溝口廸夫訳
出版者新書館
出版年1982.11.15
ISBNISBN4-403-04008-X
内容 「熊座の淡き星影」撮影前の決定稿
「熊座の淡き星影」完成映画からの完全シナリオ
「ルキノ・ヴィスコンティ「熊座の淡き星影」を語る
作品論:ヴィスコンティ美学の二つの顔(ピエトロ・ビアンキ)
撮影日誌(リナルド・リッチ)
プロデューサーの回想(フランコ・クリスタルディ)


「山猫」

ヴィスコンティ秀作集 3 山猫
著者ルキノ・ヴィスコンティ著,溝口廸夫訳
出版者新書館
出版年1981.8.10
ISBNISBN4-403-04003-9
内容 山猫〔オリジナル・シナリオ〕(ルキノ・ヴィスコンティ,スーゾ・チェッキ・ダミーコ)
ルキノ・ヴィスコンティ「山猫」を語る
小説から映画へ(エミーリオ・チェッキ)
シナリオから映画へ
参考資料「山猫」の時代―ガリバルディ南征からアスプロモンテの変まで(溝口迪夫)


山猫
著者ランペドゥーサ著,佐藤朔訳
出版者河出書房新社(河出文庫)
出版年2004.10.5
ISBNISBN4-309-46249-9
感想原作の日本語訳。サリーナ侯爵のモデルはランペドゥーサの祖父といわれる。ランペドゥーサ自身、シチリアの貴族であった。他に作品は出していないが、貴族の手慰みとはとても思えない格調高い作品。しかしながら、大河ドラマ的な要素も多分にあり、ベストセラーになったのも納得。一方で、シチリアの政治及び文化的風土をじっくりと語っているところもある。非常に面白い小説で、出逢えてよかったと思う。
映画の後に読むと確かにイメージが固定化されてしまうが、この場合ビジュアルとして好ましいものなので、それがかえったよかった。意味が少しわからなかったお部屋めぐりのシーンの必要性について、納得した。


「地獄に堕ちた勇者ども」

ヴィスコンティ秀作集 4 地獄に堕ちた勇者ども
著者ルキノ・ヴィスコンティ著,長谷部匠・加藤久哉訳
出版者新書館
出版年1981.9.10
ISBNISBN4-403-04004-7
内容 地獄に堕ちた勇者ども〔オリジナル・シナリオ〕(ニコラ・バダルッコ,エンリコ・メディオーリ,ルキノ・ヴィスコンティ)
「地獄に堕ちた勇者ども」をめぐるルキノ・ヴィスコンティとの対話
「地獄に堕ちた勇者ども」発想と原案


「ベニスに死す」

ヴィスコンティ秀作集 1 ベニスに死す
著者ルキノ・ヴィスコンティ著,柳沢一博,長谷部匠,兵藤紀久夫訳
出版者新書館
出版年1981.5.10
ISBNISBN4-403-04001-2
内容 ベニスに死す〔オリジナル・シナリオ〕(ルキノ・ヴィスコンティ,ニコラ・バダルッコ)
ルキノ・ヴィスコンティとの対話
「ベニスに死す」をめぐる対話(ニコラ・バダルッコ,フランコ・マンニーノ,マリオ・ガッロ)
「ヴェニスに死す」トーマス・マン書簡
トーマス・マンの「ヴェニスに死す」とルキノ・ヴィスコンティの「ベニスに死す」(リーノ・ミッチケ)


トニオ・クレーゲル/ベニスに死す
著者トーマス・マン著,高橋義孝訳
出版者新潮社
出版年1967.9
ISBNISBN4-10-202201-5(新潮文庫)


ベニスに死す
 著者トオマス・マン著,実吉捷郎訳
 書誌事項岩波書店 2000.5 ISBN4-00-324341-2(岩波文庫)


「ルートヴィヒ」

ルートヴィヒII世
著者須永朝彦
出版者新書館
出版年1980.12.5
内容 バイエルンの御伽噺の王
白鳥の騎士―幼少時代
リヒャルト・ワーグナー
戦雲の下で
公女ゾフィー
普仏戦争とドイツ帝国
アルプスの方へ
入水譚始末
ルートヴィヒ二世に捧ぐ


ペーパームーン ヴィスコンティ―ルートヴィヒ・神々の黄昏
出版者新書館
出版年1980.7.10
内容 ルートヴィヒの孤独と王家の黄昏
 フィルムストーリィ ルードヴィヒ・神々の黄昏―監督ルキノ・ヴィスコンティ
 ルードヴィヒの孤独(吉岡芳子)
 お受けの栄光と無惨だヴィッテルスバッハ家のルードヴィヒ二世(池内紀)
 父の表情、その他―「うたかたの記」と薫と森鴎外(森茉莉)
 絵物語「うたかたの記」(まつざきあけみ)
 鴎外の「うたかたの記」とルードヴィヒ二世溺死の虚実―入水譚始末(須永朝彦)
 十九世紀王家の恋の肖像―ルードヴィヒ エリザベート ルドルフ マクシミリアン(伊藤杏里)
ヴィスコンティ作品グラフィティ
 インタビュー集 敗北のなかに真実がある―ヴィスコンティは語る
 セーラー服の似合う少年―幼児体験につながるヴィスコンティ作品(白石かずこ)
 「地獄に堕ちた勇者ども」だヘルムート・バーガー(青池保子)
 ドイツは魔笛で不思議な国(青池保子)
 「ベニスに死す」―ビョルン・アンドレセン(木原敏江)
 貴族の血へのゆるぎない自信(木原敏江)
 ルキノ・ヴィスコンティの祖先―イタリアの名門貴族(中田耕治)
 「地獄に堕ちた勇者ども」―ヴィスコンティのマクベス劇(海野弘)
 恐ろしく美しく、懐かしい肖像写真―ヴィスコンティ作品の美の構造(松田修)
 ヴィスコンティ・フィルムグラフィ

「ルートヴィヒ・神々の黄昏」作品と背景
 快い酩酊(松田修)
 少年の目の危険な耀き(伊藤杏里)
 ワグネリアンの共感(井辻朱美)
 ヴィスコンティ・フィルムアルバム(岸田理生)
 「ルートヴィヒ二世」


ルートヴィヒ
著者ルキノ・ヴィスコンティ
出版者山猫書房
出版年1980.10.25
内容 ルートヴィヒの孤独(エンリコ・メディオーリ著,兵藤紀久夫訳)p7~11
ドイツ・オーストリア・ロケ撮影日誌(ジョルジョ・フェッラーラ著,豊田雅子,兵藤紀久夫訳)p13~51
ドイツ三部作(ピエトロ・ビアンキ著,長谷絵匠訳)p53~74
シナリオ(ルキーノ・ヴィスコンティ,エンリコ・メディオーリ,スーゾ・チェッキ・ダミーコ著,柳沢一博,豊田雅子訳)
ヴィッテルスバッハ家系図
ルートヴィヒ二世略年譜
タイトル
※「ヴィスコンティ秀作集」シリーズの中に“ルートヴィヒ”がないため、シナリオ及び論文が読みたければは本書が必要。新書館はルートヴィヒ2世の伝記とペーパームーンの写真を出している。


「家族の肖像」

ヴィスコンティ秀作集 5 家族の肖像
著者ルキノ・ヴィスコンティ著,長谷部匠訳
出版者新書館
出版年1982.3.10
内容 家族の肖像〔オリジナル・シナリオ〕(ルキノ・ヴィスコンティ,スーゾ・チェッキ・ダミーコ,エンリコ・メディオーリ)
シナリオから映画へ(エンリコ・メディオーリ,スーゾ・チェッキ・ダミーゴ,マリオ・ガブリエル)
「家族の肖像」撮影日誌―百日間の全記録(ジョルジョ・トレーヴァス)