最近読んだ本、見た映画・芝居、聞いたCD

2002年6月

2002年6月30日

2002ワールドカップ 決勝 ブラジル×ドイツ

結局横浜国際で行われた決勝まで行ってしまった。試合もカーンがかっこよくって楽しかったけど、印象深かったのは鶴だなー。271万羽の折り鶴はヘリとかで撒くのかと思ったら、人が手で撒いていた。バケツでね。

2002年6月28日

typeIII : paris match

Type IIIparis matchの3rdアルバム。1枚目、2枚目の衝撃はなく、洗練された分、落ち着いてしまったような、普通のフュージョン系に行ってしまった感がある。むしろメジャーになった印象があり、少し淋しいような気もする。ミズノマリのボーカルについては細い声も時々太くなって、全体的に表現力があがっている。

ジャケットからしてドライブ・ミュージックを目ざしているようでもある。1曲目のSaturdayが特にそのラインを感じるせいもあるのだろう。Saturday、DEEP INSIDEはシングルにもなっており、きれいで覚えやすいメロディラインと軽いリズムで聞いていて気持ち良い。また、into the Beautiful Flameのようなけだるい曲やCreamのようなマイナーな曲も入っていて、メジャーなアップテンポ一辺倒というわけではない。特にCreamの歌詞はなかなかステキだ。

2002.6.21 ビクターエンタテイメント

1.Saturday  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
2.deep inside  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
3.there's nothing like this ~featuring TOKU~ 作詞・作曲:Omar Lye-Fock
4.cream  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
5.the day I called it a night  作曲:杉山洋介
6.cerulean blue  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
7.everywhere  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
8.asagao  作詞:ミズノマリ/作曲:杉山洋介
9.lounge of rapture  作詞:古澤大,ミズノマリ/作曲:杉山洋介
10.soft parade on sunset(type203Mix)  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介
11.into the beautiful flame  作詞:古澤大/作曲:杉山洋介

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2002年6月26日

2002ワールドカップ 準決勝 ブラジル×トルコ

水色と白の人から一転、黄色い人になって来ました。いやー南米サッカーはいいね。やっぱ。攻撃的で自由で。でも、トルコも良かったです。1-0の試合とは思えない。3-2くらいの感じで楽しかったです。
今回、ベルギーとかスウェーデンとかイングランドとか、あの手のサッカーはすっかりイヤになりました。試合時間の半分以上、10人がハーフウェイラインの下に下がってるよーなサッカーはつまらん。
延長もなく、10:30に終わったのがよかった。埼玉から横浜まで、ちゃんと帰って来られました。あとは決勝を残すのみ。

2002年6月18日

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記■著者:エルネスト・チェ・ゲバラ著,棚橋香奈江訳
■書誌事項:現代企画室 2001.9.20 ISBN4-7738-9715-5
■感想
ゲバラって、あの軍帽かぶってひげもじゃもじゃはやして、斜め上を見ている、あのポスターの印象しかない。カストロと違い、若くして死んでいるので、革命のヒーローのまんまなんだよねーというくらいなもの。あまり前知識なく読んだ。単に南米の旅行記として読みたかったから。

若い頃の写真が多数入っていて、やっぱり彼はひげはやさない方がカッコいいと思う。いいとこのぼっちゃんだったので、なんというか50年代のイタリア映画に出てくるような甘い二枚目。その彼が23歳の医学生のとき、半年以上かけて、アルゼンチンのロサリオからチリ、ペルー、コロンビアからベネズエラのカラカスまで、バイクとヒッチハイクで貧乏旅行したときの記録。

アルゼンチンからチリにかけての美しい風景に感動したり、チリは良い人たちばかりで親切にしてもらったり、ペルーのクスコに感銘を受けたり、そういった素朴な青年としての感動がつづられている。ラテンアメリカ人としての自覚を徐々に育てて行った頃の純粋な思いに満ちていて、思想的な面は現れていない。南米旅行記として読むと良いと思う。

2002年6月14日

オウエンのために祈りを/ジョン・アーヴィング

A Prayer for Owen Meany, 1989

オウエンのために祈りを 上オウエンのために祈りを
中野圭二訳 新潮社 1999.7.30(ジョン・アーヴィング・コレクション)
上:2,300円 ISBN4-10-519103-9下:2,400円 ISBN4-10-519104-7

5歳児ほどの小さな身体。異星人みたいなへんてこな声。ぼくの親友オウエンは、神が遣わされた天使だった!?宿命のファウルボールによる母の死。前足を欠いたアルマジロの剥製。赤いドレスを着せられた仕立用人台。名人の域に達した二人組スラムダンク。―あらゆるできごとは偶然なのか?それとも「予兆」なのか?/名門プレップ・スクールの学校新聞編集長として活躍するオウエンと、なにかと彼に頼りっきりのさえないぼく。ヴェトナム戦争が泥沼の様相を呈しはじめるころ、オウエンは小さな陸軍少尉として任務につく。そしてぼくは、またもや彼のはからいによって徴兵を免れることになる。椰子の木。修道女。アジア人の子供たち。―オウエンがみる謎の夢は、二人をどこへ導くのか?映画「サイモン・バーチ」原作。


オウエン・ミーニーという人物に「ブリキの太鼓」のオスカーを重ねないのは、私には無理というものだ。小人症、奇妙な声。もちろん全然違う人物なのだけれど。オウエンの運命に向って突き進んでいく姿は自分の生きる意味を求めて、そこには自らの死があると知りながら、使命に従おうとする強い意志に共感しました。

「神様には何か計画がある」という言い方に宗教的な面を感じて、日本人には合わないと思われる人も多いでしょうけれど、これは別に宗教ではないように思います。「天意」といったら我々にもわかりやすいというか、歴史上の人物がよく言う台詞です。現代人には失われてしまった「生きる力」を感じさせてくれて、充分楽しめました。

オウエンのために祈りを 新潮文庫 上オウエンのために祈りを 新潮文庫 下新潮文庫 2006.9
上:ISBN978-4-10-227310-4
下:ISBN978-4-10-227311-1


サイモン・バーチ「サイモン・バーチ」Simon Birch
1999年5月 113分 アメリカ

監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン<Mark Steven Johnson>
製作:ローレンス・マーク<Laurence Mark>/ロジャー・バーンバウム<Roger Birnbaum>
脚本:マーク・スティーヴン・ジョンソン<Mark Steven Johnson>
撮影:アーロン・E・シュナイダー<Aaron E. Schneider>
音楽:マーク・シェイマン<Marc Shaiman>
出演:イアン・マイケル・スミス<Ian Michael Smith>/ジョセフ・マッゼロ<Joseph Mazzello>/アシュレイ・ジャッド<Ashley Judd>/オリヴァー・プラット<Oliver Platt>/デヴィッド・ストラザーン<David Strathairn>/ジム・キャリー<Jim Carrey>

アフリカの海岸

アフリカの海岸■著者:ロドリゴ・レイローサ著,杉山晃訳
■書誌事項:現代企画室 2001.9.20 ISBN4-7738-0110-7
■感想
グァテマラ生まれでタンジェに住んでいる若い作家。ポール・ボウルズに師事(?)していたという。羊の番をする少年の話とコロンビアから休暇に来てパスポートをなくした青年の物語がまったく関係なく進んで、最後の方で交錯する。
モロッコの町並みの入り組んで、乾いた感じが肌に感じられる。幻想的だが、非常に現代的な物語。古い世界と現代社会が入り交じって、意外と面白かった。短いので、気軽に読めます。もっとたくさん読みたいという気になりました。

2002年6月12日

2002ワールドカップ アルゼンチン×スウェーデン

面白いサッカーやってても、負けるもんなのね…。宮城スタジアムは遠くて寒かったです。
私のワールドカップは終わった…。

2002年6月 9日

2002ワールドカップ アルゼンチン×イングランド

札幌へ行って来ました。この季節の北海道はいいですね。湿気がまるでなく、さわやかで。前泊したので、試合当日はカニづくし、翌日は小樽まで行ってお寿司を食べて帰って来ました。おいしかったー。
札幌の街はイギリス人だらけでした。アルヘンティナは5人に1人か、下手すると、10人に1人くらいしかいない。水色白のユニも日本人ばかりです。昼間の大通り公演はのんびりとした空気が流れています。ほとんどのイギリス人は素朴そうな田舎の青年か、ロンドンのインテリっぽいおじさんたちばかりで、日本語が流ちょうな人もいました。
テレビではわからなかったかもしれませんが、やはりというか、85〜90%程度がイングランドサポーターでした。アルゼンチンの経済事情が悪いことが伺われます。イングランドの応援歌がどーしても「井原〜井原〜井原〜」にしか私には聞こえません。
札幌ドームは傾斜がきつくて怖いですが、見やすい。さらに席が非常によく、アルゼンチンに近い方のバックスタンド、ペナルティエリアの外の線のあたりで前から24列目。なので、ベッカムのコーナーキックもアイマールのコーナーキックも手に届くような近さです。ですから、後半の怒濤のアルゼンチンの攻撃を間近に見ることが出来て、幸せでした。あんな狭いところを通すんだーって感じです。
あまりに幸せで、いい気になって、すっかり変な人になっています。(マフラーはバレンシアinアイマール)
ちょっと思ったのは、10人下がって1人だけ残してロングボールでそーれ行ってこーい。それだけでいいのか?という気はしましたが、今日はイングランドはなりふり構わない日なのだから、まぁいいのか。楽しみにしていたベッカムもPKとCK以外は特に良いプレイというのもなく、ちょっと残念。
試合は因果応報というか、何というか。アルゼンチンが負けなかったら、絶対に暴動が起きていたと思います。勝てば文句なしだったけど、内容が非常に面白かったので、札幌まで行ったかいがありました。


帰り道すがら、すすき野周辺は非常にものものしい警官の人だかりでした。心配された暴動はまったく起こらず、騒いでいたのは日本人が大半でした。ただ、夜中中騒いでいたのは多分そうだと思います。ホテルに帰ってバタンキューでしたので、よく知りません、

2002年6月 2日

2002ワールドカップ アルゼンチン×ナイジェリア

さて、リクエストが多かったので「プレシーズンチケットの特典」について

袋、というかバック。重いのなんのって。


お弁当の上の段。


お弁当の上下合わせたもの。2段弁当になってました。


お弁当が入っていたランチボックスの外見。


シート。座席用のカバーの背もたれのある座布団という感じのもの。


公式プログラムと雨用のポンチョ


そして、重い原因はこれでした。記念の盾。チケットを入れるところがある。

しかし、時間が経つのが非常に早い、涙が出るほど良い試合でした。語り出すと止まらないので。次は7日のイングランド戦です。