最近読んだ本、見た映画・芝居、聞いたCD

2001年5月

2001年5月20日

苺とチョコレート

■著者:セネル・パス著,野谷文昭訳
■書誌事項:集英社 1994.10.10 SIBN4-08-773207-X 1300円
■感想:
「野谷文昭」で検索したら出てきたから買った。それだけのことなんだけど、読んでみたら、これは「蜘蛛女のキス」の軽い版って感じ。字も大きいし、短いので、気軽に読める。

ゲイの芸術家と共産党青年のプラトニックな友情を描いた作品。政治的ではあるが、おとぎ話風でもある。しかし、どーして、こうゲイってのは優しい人ばかりに見えてしまうんだろうね。実際はそんなことないんだろうけど。
ところで、妙に甘ったるいタイトルだが、これはキューバでは男がイチゴのアイスクリームを頼むのは、ゲイであることをあらわすらしい。一般的に男性はアイスクリームならチョコレート。
マッチョな国だからこそ、ゲイが多いのか。最近キューバのゲイものばかりだな…。好んで読んでるわけじゃないんだけど、当たる確率が高い。


映画情報
「苺とチョコレート」1993 スペイン・メキシコ
製作:ミゲル・メンドーサ
監督:トマス・グティエレス・アレア/ホアン・カルロス・タビオ
脚本:セネル・パス
原作:セネル・パス
撮影:マリオ・ガルシア・ホヤ
音楽:ホセ・マリア・ヴィティエル
出演:ホルヘ・ペルゴリア/ウラディミール・クルス/ミルタ・イバラ/フランシスコ・ガットルノ/ヨエル・アンヘリノ/マリリン・ソラヤ

2001年5月15日

はっぴいな日々

■書誌事項:ミュージック・マガジン 2000.7
■感想
何故今はっぴいえんどなのか、というと、単純に大滝詠一の「ロング・バケイション」のリマスターが出たから。もちろん邦楽CD第一号になったときも買ったんだけどね。
高校生の頃から「はっぴいえんど」は聞いていたが、残ってるCDと言えばベスト盤の「CITY」のみ。アルバム買ったっけ?レンタルだったような気がする。貧乏だったから…。3枚しかオリジナルないんだから、それくらい買えよと思う。買おう。
ナイアガラ関係やキャラメル・ママとか山下達郎のシュガーベイブなんかの話は日本のポップス創世記って感じで非常に面白い。はっぴいえんどもそうなんだけど、こいつら、ホント頑張ってたよなーという感じ。

2001年5月10日

パタゴニア自然紀行―氷河調査隊同行記

■著者:松井覚進
■書誌事項:朝日新聞社 ISBN4-02-259389-X 1985.10(朝日選書289)
■感想:
どうもパタゴニアものが気に入ってるのだが、だいたいにおいて日本で出ているのは登山記録なのはつまらない。山登りに興味あるわけじゃないから。でも、とりあえず、なんとなく自然の雰囲気はつかめるので読んでみたりする。
何故パタゴニアなのか。ペンギン…だな、きっと。死ぬ前に一度でいいから、野生のペンギンが見てみたい…。真冬(向こうは真夏)にフォークランド・ツアーとか行くかな…。だってパタゴニアってトレッキングツアーしか出てないんだもの。何故かというと、電車が走ってないから。
おそらくは単に以前読んだ「パタゴニア・エクスプレス」(ルイス・セプルペダ 国書刊行会)の影響と思われる…。写真集とか欲しくなっちゃうからな、つい。