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2006年7月16日

世界の作家32人によるワールドカップ教室

世界の作家32人によるワールドカップ教室■原題:The thinking fan's guide to the world cup
■著者:マット・ウェイランド,ショーン・ウィルシー編,越川芳明,柳下毅一郎監訳
■書誌事項:白水社 2006.5.25 ISBN4-560-04976-9
■感想
2006年のドイツ・ワールドカップに出場した32ヶ国について、主に英米の作家、ジャーナリストたちが1ヶ国ずつ執筆しているという本。ロンドンの文芸誌「グランタ」の編集者たちが人選をし、編集したものだが、一流の作家、文筆家から編集者、依頼されて行ったり、その国の出身者や国籍を取得した人を起用したりしているが、全体的には出身者ではないが、その国にいろいろな縁がある人という観点で選ばれているようだ。頻繁にアメリカ人がまじってくるので、「自分の国のナショナルチーム」に固執する傾向が低く、純粋に自分の好みのサッカーを応援し、とてもマイナーな存在として頑張っていることが伺われて、少しほほえましい。(日本人も「自分の国のナショナルチーム」に固執する人ばかりではにあ。その理由は「自国の代表が弱すぎる」というアメリカとは少し違う事情だが)。また、そもそも本書を触発した「スタジアムの神と悪魔」の著者、ウルグアイの作家ガレアーノを選ぶことができなかったのは、サッカールーのせいだと思うと南米サッカーフリークとしては腹も立つが、本書の「オーストラリア」を読んで、これまでいかにレベルの違うサッカーを強いられて来たか、いかにオセアニアサッカー連盟から出たかったかがよくわかり、複雑な気持ちだ。というか、ベン・ライス(「ポビーとディンガン」の著者)だからうまいのか。やられた。

内容は、「その国のサッカーについて」ではまったくなく、自由に書かれているので、本当に様々だ。代表チームの変遷をきちんと追っていたり、その国でかつてワールドカップが開かれたときのことを書いていたり、ポルトガルのようにマデイラ島のサーフィンの話がメインだったりと様々だ(クリスチアーノ・ロナウドがちらと出てくる)。よって本大会を予想しているわけでもなんでもないので、W杯後でも読むに耐えうる内容となっている。とは言え、自分としては本大会中には読み終えようと思っていたのだが、ずっとサッカー誌ばかり読みあさっていたため、結局間に合わなかった。

チュニジアのエスペランス対クラブ・アメリカンのダービーマッチのエンターテイメント性に匹敵するのは、アルゼンチンリームのスーペルクラシコ(ボカ対リーベル)くらいなものだとか、ガーナ(初出場)って実は強いのに、アフリカお約束の部族の違う選手の仲違いで出られなかったこととか、知らない国のことは、もうそれだけで面白い。

翻ってサッカー大国、イングランドやイタリアは直球ではおもしろくない。イングランドは「ぼくのプレミアライフ」のニック・ホーンビィが書いていて、イングランドにもナショナルチームに対する複雑な心境をもつサポーターもいることを教えられる。スペインはお約束のレアルvsバルサではなく、エスパニョール対FCバルセロナのバルサ・ダービーと年のスペイン・ワールドカップあたりを「ジェラルドのパーティ」のロバート・クーヴァーが書いている。フランスのなんだか色っぽいサッカー話も面白い。

ウクライナはやはり哀しい。ディナモ・キエフの話やシェフチェンコの話を聞いていたので、特に目新しくはないが、しかしワールドカップ決勝前夜、オレンジ革命が消滅してしまったので、余計に哀しい。

各章扉に各国のデータが掲載されている。その中で必ずチェックしてしまうのが、人口と乳児死亡率の欄だ。アフリカの乳児死亡率の高さには、やはりというところもあるが、少し驚かされもした。しかし、数だけ見てみると、無論中国やインドなんかに比べると話にならないが、日本は人口多いのだから、もう少し強くてもおかしくない気もしたが、まぁ比率は関係ないか。

白水社のサッカー・ノンフィクションはいつもながらに面白い。W杯前に刊行されたものを全然読んでいなかったので、当分サッカー本ばかり追ってみようか。



■目次

まえがき(マット・ウェイランド著,山西治男訳)
序論(ショーン・ウィルシー著,伊達淳訳)
ワールドカップ2002総括 (ショーン・ウィルシー著,伊達淳訳)

Group A:ドイツ(アレクサンダー・オザング,山西治男訳)
コスタリカ(マシュー・ヨーマンズ著,越川芳明訳)
ポーランド (ジョームズ・スロヴィエツキ著,野中邦子訳)
エクアドル(ジェイコブ・シルヴァースタイン著,北代美和子訳)
Group B:イングランド(ニック・ホーンビィ著,野中邦子訳)
パラグアイ(イザベル・ヒルトン著,実川元子訳)
トリニダード・トバゴ(クレシーダ・レイション著,越川芳明訳)
スウェーデン(エリック・シュローサー著,実川元子訳)
Group C:アルゼンチン(トマス・ジョーンズ,山西治男訳)
コートジボワール(ポール・ライティ著,実川元子訳)
セルビア・モンテネグロ(ジェフ・ダイヤー著,実川元子訳)
オランダ(トム・ヴァンダービルト著,柳下毅一郎訳)
Group D:メキシコ(ホルヘ・カステニェーダ著,越川芳明訳)
イラン(サイード・サイラフィザデー,北代美和子訳)
アンゴラ(ヘニング・マンケル著,伊達淳訳))
ポルトガル(ウィリアム・フィネガン著,野中邦子訳)
Group E:イタリア(ティム・パークス,北代美和子訳)
ガーナ(キャリル・フィリップス著,岩本正恵訳)
アメリカ(デイヴ・エガーズ著,岩本正恵訳)
チェコ(ティム・アダムズ著,実川元子訳)
Group F:ブラジル(ジョン・ランチェスター,山西治男訳)
クロアチア(コートニー・アンジェラ・ブルキッチ著,岩本正恵訳)
オーストラリア(ベン・ライス著,野中邦子訳)
日本(ジム・フレデリック著,柳下毅一郎訳)
Group G:フランス(アレクサンダル・ヘモン著,岩本正恵訳)
スイス(ペーター・シュタム,山西治男訳)
韓国(ピーター・ホー・デイヴィーズ著,柳下毅一郎訳)
トーゴ(ビニャンガ・ワイナイナ著,伊達淳訳)
Group H:スペイン(ロバート・クーヴァー著,越川芳明訳)
ウクライナ(ベンジャミン・パウカー著,野中邦子訳)
チュニジア(ウェンデル・スティーブンソン,北代美和子訳)
サウジアラビア(スークデーヴ・サンドゥ,山西治男訳)

あとがき ワールドカップで勝つ方法(フランクリン・フォア著,伊達淳訳)

ワールドカップ ドイツ大会 グループリーグ・決勝トーナメント日程
ワールドカップ 過去の成績
ワールドカップ 通算成績表


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2002年10月28日

ワールドカップ・メランコリー

ワールドカップ・メランコリー■著者:サイモン・クーパー著,森田浩之訳
■書誌事項:広済堂出版 2002.4.3 ISBN4-331-50888-9
■感想
「サッカーの敵」と異なり、雑誌に掲載された記事の集合であるため、時間軸としては多少古いものになってしまうが、面白さは抜群。特に筆者が子供の頃を過ごしたオランダに関する連作が圧巻。オランダは何故ワールドカップで優勝できないのか、がよくわかる。そういや、2002年はW杯に出ることもできなかったっけな…。

2002年6月30日

2002ワールドカップ 決勝 ブラジル×ドイツ

結局横浜国際で行われた決勝まで行ってしまった。試合もカーンがかっこよくって楽しかったけど、印象深かったのは鶴だなー。271万羽の折り鶴はヘリとかで撒くのかと思ったら、人が手で撒いていた。バケツでね。

2002年6月26日

2002ワールドカップ 準決勝 ブラジル×トルコ

水色と白の人から一転、黄色い人になって来ました。いやー南米サッカーはいいね。やっぱ。攻撃的で自由で。でも、トルコも良かったです。1-0の試合とは思えない。3-2くらいの感じで楽しかったです。
今回、ベルギーとかスウェーデンとかイングランドとか、あの手のサッカーはすっかりイヤになりました。試合時間の半分以上、10人がハーフウェイラインの下に下がってるよーなサッカーはつまらん。
延長もなく、10:30に終わったのがよかった。埼玉から横浜まで、ちゃんと帰って来られました。あとは決勝を残すのみ。

2002年6月12日

2002ワールドカップ アルゼンチン×スウェーデン

面白いサッカーやってても、負けるもんなのね…。宮城スタジアムは遠くて寒かったです。
私のワールドカップは終わった…。

2002年6月 9日

2002ワールドカップ アルゼンチン×イングランド

札幌へ行って来ました。この季節の北海道はいいですね。湿気がまるでなく、さわやかで。前泊したので、試合当日はカニづくし、翌日は小樽まで行ってお寿司を食べて帰って来ました。おいしかったー。
札幌の街はイギリス人だらけでした。アルヘンティナは5人に1人か、下手すると、10人に1人くらいしかいない。水色白のユニも日本人ばかりです。昼間の大通り公演はのんびりとした空気が流れています。ほとんどのイギリス人は素朴そうな田舎の青年か、ロンドンのインテリっぽいおじさんたちばかりで、日本語が流ちょうな人もいました。
テレビではわからなかったかもしれませんが、やはりというか、85〜90%程度がイングランドサポーターでした。アルゼンチンの経済事情が悪いことが伺われます。イングランドの応援歌がどーしても「井原〜井原〜井原〜」にしか私には聞こえません。
札幌ドームは傾斜がきつくて怖いですが、見やすい。さらに席が非常によく、アルゼンチンに近い方のバックスタンド、ペナルティエリアの外の線のあたりで前から24列目。なので、ベッカムのコーナーキックもアイマールのコーナーキックも手に届くような近さです。ですから、後半の怒濤のアルゼンチンの攻撃を間近に見ることが出来て、幸せでした。あんな狭いところを通すんだーって感じです。
あまりに幸せで、いい気になって、すっかり変な人になっています。(マフラーはバレンシアinアイマール)
ちょっと思ったのは、10人下がって1人だけ残してロングボールでそーれ行ってこーい。それだけでいいのか?という気はしましたが、今日はイングランドはなりふり構わない日なのだから、まぁいいのか。楽しみにしていたベッカムもPKとCK以外は特に良いプレイというのもなく、ちょっと残念。
試合は因果応報というか、何というか。アルゼンチンが負けなかったら、絶対に暴動が起きていたと思います。勝てば文句なしだったけど、内容が非常に面白かったので、札幌まで行ったかいがありました。


帰り道すがら、すすき野周辺は非常にものものしい警官の人だかりでした。心配された暴動はまったく起こらず、騒いでいたのは日本人が大半でした。ただ、夜中中騒いでいたのは多分そうだと思います。ホテルに帰ってバタンキューでしたので、よく知りません、

2002年6月 2日

2002ワールドカップ アルゼンチン×ナイジェリア

さて、リクエストが多かったので「プレシーズンチケットの特典」について

袋、というかバック。重いのなんのって。


お弁当の上の段。


お弁当の上下合わせたもの。2段弁当になってました。


お弁当が入っていたランチボックスの外見。


シート。座席用のカバーの背もたれのある座布団という感じのもの。


公式プログラムと雨用のポンチョ


そして、重い原因はこれでした。記念の盾。チケットを入れるところがある。

しかし、時間が経つのが非常に早い、涙が出るほど良い試合でした。語り出すと止まらないので。次は7日のイングランド戦です。