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あぶな坂HOTEL―3人のホスト―

初出誌:「YOU」2006年第17号(2006年9月1日)51p

あぶな坂HOTEL(クイーンズコミックス)

集英社 2008.3.24 400円 ISBN978-4-09-865463-8

【登場人物】
クララ姫(猿渡福子)新宿二丁目のホストクラブ「シンデレラの城」の常連客。
松王丸(松方淳)「シンデレラの城」のホスト。33歳。
桜丸「シンデレラの城」のホスト。
ジャック「シンデレラの城」で音楽を担当している。ピアニスト志望の19歳。
ママ福子の母。占い師をしている。
ヒトシ福子の母のマネージャー。福子の前の夫。
藤ノ木由良(ふじきの・ゆら)あぶな坂HOTELのオーナー。
甘粕あぶな坂HOTELのマネージャー
【内容】
ホストクラブ「シンデレラの城」のホスト3人は常連客クララ姫の誕生パーティーに招待され、あぶな坂HOTELにやってくる。ところが12時3分前からちっとも時計が進まない。そこでここは現世とあの世の狭間にいることに気付く。実際は4人で車にのっていて事故が起きたため、あぶな坂HOTELに来てしまったのだ。だから、クララ姫がアクセルを踏むか、ブレーキを踏むかで4人の生死が決まって来る。そこでホスト3人はクララ姫に「生きたい」と思わせるため、「本当の愛が欲しい」という彼女を口説き始めるが‥
【コメント】
やはりシリーズ化しました「あぶな坂HOTEL」。意外と時間がかかりましたが、八ヶ月ぶりに続編が出ました。。第一作にもその傾向は見えましたが、「YOU」という雑誌の特性を考え、非常に現代的なお話になっています。内容も「生死の境」で人生を選ぶというような内容なので、非常に濃くなっており、HOTELという密室が舞台なので、完全に演劇のようなイメージで仕上がっています。すぐにでも舞台化できそうです。
生きたいが故に必死でクララ姫をくどくかと思いきや、意外と正直なホストたち。本当の愛が欲しいと言いながら、彼らを愛しているわけでもないクララ姫。彼女が現世に戻るために必要だったのは、本当は何だろうというのが、ちょっと意外なオチになります。
松王丸、「黄泉平坂(よもつひらさか)」なんて言葉がすっと出てしまうのだから、教養のあるホストですね。