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ラーギニー

初出誌「SFマガジン」1980年2月号(16p)

金銀砂岸(イラスト集)

新書館 1980.8 1500円

萩尾望都作品集・第二期 第9巻 半神

小学館 1985.3 580円 ISBN4-09-178029-6

A-A’―SF傑作選

小学館叢書 1995.9 1200円 ISBN4-09-197195-4

半神

小学館文庫(新版) 1996.9 580円 ISBN4-09-191017-3

金銀砂岸(増補改訂版)

ブッキング 2006.8.31 2415円 ISBN4-8354-4242-3

【登場人物】
長い黒髪の青年主人公。考え込む時指を噛む癖がある
七人姉妹の踊り子神々のための恋歌を歌い、踊る美しい娘達
【内容】
古代インドの神話的世界が舞台、と思っていると‥。星を回し、世界を続けていくために、サッシャ、リシャバ、ガンダーラ、マッデイヤマ、パンチャマ、ダイバダ、ニシャッダ、という名の七人姉妹がタンブーラという楽器をかき鳴らしながら、毎日かわるがわる切ない恋歌を歌い続ける。歌を聴いている長い黒髪の青年に、サッシャが惹かれ始めた時、世界に異変が訪れる。
【コメント】
16ページのSF短編。題材的には「百億の昼と千億の夜」を思わせるが、それをこの枚数で描き尽くすという高密度な作品。「音」と「世界」の関係にカギがあると言う点では「銀の三角」にも通じている。読んでいて荘子の胡蝶の夢の話を思い出す。「わたしのこころはあなたのことばかり」というリフレインにのせて、夢の中の「恋」のせつなさが胸に迫ってくる。
(2005.2.9 へびいちごさん)