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ホームズの帽子

(ポーの一族シリーズ)

初出誌「別冊少女コミック」1975年11月号(24p)1975.9

ポーの一族 第5巻(フラワー・コミックス5)

小学館 1976.9 320円 ISBN4-09-130005-7

萩尾望都作品集 第9巻 ポーの一族 4

小学館 1978.1 480円 ISBN4-09-178009-1

ポーの一族 第3巻

小学館叢書 1988.7 1200円 ISBN4-09-197063-X

ポーの一族 第2巻

小学館文庫 1998.8.10 562円 ISBN4-09-191252-4

萩尾望都パーフェクトセレクション 7 ポーの一族 II

小学館 2007.12.26 1680円 ISBN978-4-09-131220-4

参考:ポーの一族年表
【登場人物】
ジョン・オービン伝承文化の研究者。
イゾルデ・ジェルソン社長令嬢。
ケイシイ・クレイパス降霊術師。
マック編集長。
ジェルソン出版社の社長。
【内容】
1934年のロンドン。バスの中でエドガーはジョン・オービンと出会う。ホームズの帽子をかぶり、髪の長いオービンにエドガーが話しかける。ジョン・オービンはイギリスに古くから伝わる歌や伝説を研究し、本にまとめている研究者。6年前、イゾルデにプロポーズしたときは「髪を切ったら結婚してもいい」と言われ、髪が長い方が霊感が働くと信じていたので仕事のために諦めた。最近ケイシイ・クレイパスというライバルも出現し、ようやく髪を切る気になり、再びプロポーズしようと、バラをもってイゾルデを訪ねて行く。そこで企画会議が開かれるのだ。
ジェルソンの出版社で創刊する雑誌「怪奇と幻想」の企画会議に集まったのはマック編集長、ジョン・オービン、ケイシイ・クレイパス。そこに木登りをしていた、と言ってエドガーが飛び込んでいく。その騒動でオービンはバラを渡すきっかけを失う。企画会議に紛れ込んだエドガーが霊の存在を語るクレイパスをこばかにするので、突然降霊術会が開かれることになる。
家族の霊を呼んで見せると豪語するクレイパスにエドガーは「妹を呼んでみて」と言うが…
【コメント】
ジョン・オービンとエドガーの出会いを描いた短編。ここからオービンは30年にわたってエドガーを追い続けることになります。せっかく人間に戻ろうとしていたのに、魔法使いを続けていくことになるのです。これもまた運命でしょうか。
グレーのタータンチェックなど、ロンドンらしいファッションに包まれたエドガーと、ホームズの帽子をかぶったオービン。ファッションが少女漫画において重要なアイテムの一つであることに気付かされた作品でもありました。
最後の「クリスマスは?」「ロンドンで」というのがいかにもオシャレで、ファンの間ではいまだにお約束の台詞の一つです。
2010.5.13