この娘うります!
初出誌「週刊少女コミック」1975年6〜16号(195p)1975.3
萩尾望都作品集 第15巻 この娘うります
小学館 1977.6 480円 ISBN4-09-178015-6
この娘うります!
白泉社文庫 1996.9 620円 ISBN4-592-88326-8
- 【内容】
- 舞台は花の都パリ。父親に大切に育てられた堅物のパリジェンヌが15歳の誕生日を迎えた日から物語は始まる。真面目一本だった彼女がモデルの世界に足を踏み込んでまき起こる騒動が描かれる。
- 【コメント】
- 「ケーキケーキケーキ」以来のパリでしょうか?しかもモデルの世界なもんだから華やかなこと。割合少女マンガらしい少女マンガと言えるでしょう。ドタバタ・ラブコメですが結構面白いですよ。
- 主人公は典型的なラブ・コメの主人公。明るくて素直で快活で。相手役もシャイで真っ直ぐな典型的なヒーロー像です。まあ、そんな中でキャラクターとして秀逸なのがプランタンでしょう。肩幅気にしてる美人なんてお目にかかりたい。
- 登場するイタリアの映画監督・FFってのは当然フェデリコ・フェリーニでしょう。彼の新作はいつもの二人を主役にして...というところが、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンであることも明白です。その二人が若いもんにはかなわんと、この時代で既に言っているのがおかしい。そう言えばフェリーニもマストロヤンニも鬼籍の方です。