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この娘うります!

初出誌「週刊少女コミック」1975年6〜16号(195p)1975.3

萩尾望都作品集 第15巻 この娘うります

小学館 1977.6 480円 ISBN4-09-178015-6

この娘うります!

白泉社文庫 1996.9 620円 ISBN4-592-88326-8

ドミニク(ドミ)・シトロン15歳の女学生
シトロンドミの父親。少女服のデザイナー。34歳。妻を亡くして10年、一人でドミを育ててきた。
プランタンボードリアン・モデルハウスのたまご。男装の似合う女性。
クラビー(クラバット)ボードリアン・モデルハウスのたまごでプランタンの弟。オウムのワトソンくんを連れている。
ポーレットボードリアン・モデルハウスのたまご。
コリンボードリアン・モデルハウスのたまご。
ボードリアンボードリアン・モデルハウスのボス
サンスベールカメラマン
プチット(プチ)ドミの学校の友達
パピヨン(パピ)
マイク 英国の俳優。
ナニィドミの家の家政婦
オランジュ、ペーシュ、フレーズナニィの飼っている猫。三つ子。
グリエーヌ、ブール、フロマージュルアンにいた頃のクラビーの婚約者。ブイィー商会の三つ子。
【内容】
舞台は花の都パリ。父親に大切に育てられた堅物のパリジェンヌが15歳の誕生日を迎えた日から物語は始まる。真面目一本だった彼女がモデルの世界に足を踏み込んでまき起こる騒動が描かれる。
【コメント】
「ケーキケーキケーキ」以来のパリでしょうか?しかもモデルの世界なもんだから華やかなこと。割合少女マンガらしい少女マンガと言えるでしょう。ドタバタ・ラブコメで、とても楽しい作品です。
主人公は典型的なラブ・コメの主人公。明るくて素直で快活で。相手役もシャイで真っ直ぐな典型的なヒーロー像です。まあ、そんな中でキャラクターとして秀逸なのがプランタンでしょう。肩幅気にしてる美人なんてお目にかかりたい。
登場するイタリアの映画監督・FFってのは当然フェデリコ・フェリーニでしょう。最初にドミが見る映画がアラン・ドロンコンの「雑食生活」。これはアラン・ドロンの「甘い生活」という組み合わせでしょう(もちろん「甘い生活」はアラン・ドロンはありません)。また、彼の新作はいつもの二人を主役にして…というあたりは、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンのことで、その二人が若いもんにはかなわんと、この時代で既に言っていますね。
ドミの友達のプチとパピは「ミーア」に出てきたプチとパピですね。名前は若干違いますが。この後、プランタンは「エディス」に登場します。わざわざ「女刑事」と名乗っているところが笑えます。