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ミーア

初出誌「週刊少女コミック」1972年35号(25p)1972.7

萩尾望都作品集 第15巻 この娘うります

小学館 1977.6 480円 ISBN4-09-178015-6

赤ッ毛のいとこ―珠玉傑作集

小学館文庫 719 1984.12 380円

この娘うります!

白泉社文庫 1996.9 620円 ISBN4-592-88326-8

【登場人物】
トレミィ・トレポット16歳の女の子。
プレティ・マード(プチ)お隣に住む同じ年の女の子。
パビリア・マード(パプ)同上。
ロバート(ノッポ)キャンプでトレミィが同室になった男の子
【内容】
トレミィは16歳の女の子なのに、男の子の名前をつけられたことで悩んでいる。最初の3人が女の子だったので、ママが男の子が欲しかったから、つけられてしまった名前だ。そんなトレミィがお隣のプチとパプと一緒にサマー・キャンプに出かけるも、バスの故障で到着が遅くなってしまう。すると、プチとパプとは違う部屋に。疲れたので寝てしまい、翌朝起きると男子部屋に入れられていたことがわかった。
一晩でも男子キャンプで寝ていたことがバレると大変ということになり、すぐに家に帰ろうとするも、旅費もなく、親からも断られ、どうにもならなくなる。とりあえず男の子として通し、服を繕ったりすることで旅費をかせごうとする。同室のノッポにシャワー中を見られたりしながら、なんとかやり過ごしていたが、ノッポの手紙を翻訳したことから、気持ちに変化が生まれ…。
【コメント】
女の子が男の子に間違われることで生まれた騒動をサマー・キャンプを舞台に描いた作品。
この作品、私が最も注目したのはロバートの兄がロバートに送って来た手紙が「エスペラント語」で、そのままでは読めず、トレミィに翻訳を依頼する、というところです。エスペラント語はもちろん今でもありますが、知らない人も多くなっています。1972年当時は少女漫画に出てきてもおかしくないくらい普及していたのでしょうか?むろん今よりは知られていたとは思いますが、ちょっと違和感がありますね。何か狙いがあったのかもしれないなという気がしています。
「トレミィ」という名前が男の子の名前である、というところも実はよくわかりませんが、「トレミィ」が「ミーア」になる、というところはわかりました。このところに気づかれた段階で、作品はもう出来上がったも同然だったのでしょう。
2010.4.21