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セーラ・ヒルの聖夜

初出誌「週刊少女コミック」1971年冬の増刊号(80p)1971.10

萩尾望都作品集 第4巻 セーラ・ヒルの聖夜

小学館 1977.5 480円 ISBN4-09-178004-0

11月のギムナジウム

小学館文庫(新版) 1995.12 580円 ISBN4-09-191015-7

【内容】
両親が仕事で忙しいため寄宿舎に入っている少女キャロンは田舎の祖母の家へ冬休みを過ごすためにやってくる。そこでキャロンは自分とそっくりな少年クリスに出会う。顔も声も赤毛も何もかもがそっくりなクリスを見て、キャロンは自分の兄弟であることを確信する。
知らせを受けた両親がかけつけて二人を引き離そうとするが、二人は真実を知ろうと汽車に乗る。何故二人は別々に育ったのか?それぞれの今の両親は?本当の両親は?それを知るために...
【コメント】
「ケーキケーキケーキ」以来の長篇、というよりは自作では初めての中篇でしょう。
生き別れになっていた兄妹が偶然出会うというとちょっとメロドラマめいた話に聞こえてしまいますね。
発表順に自信がないのですが、「11月のギムナジウム」の方がやはり先なんでしょうか?いずれにしろこのあたりは双子の連作です。
聖歌隊の衣装をつけて歌う二人はまるで天使のようです。双子の天使という図は後の「トーマ」へと繋がっていく道筋ではないでしょうか?