ホーム / 作品一覧(発表順)     作品一覧(五十音順)

花嫁をひろった男

初出誌「週刊少女コミック」1971年春の増刊号(32p)1971.3

萩尾望都作品集 第2巻 塔のある家

小学館 1977.4 480円 ISBN4-09-178002-4

【内容】
仕事を終えて帰宅途中のハイウェイで、オスカーはウェデイグ・ドレス姿の花嫁を拾う。彼女を自分のアパートに連れてきて一晩泊めてやるが、翌朝の朝刊でその花嫁・キャンディの結婚相手が毒殺されたことを知る。保険金もかけていないのに殺すはずがない、自分は犯人ではないと主張するキャンディ。
警察が追ってきて殺人容疑で逮捕されそうになると、オスカーは彼女を連れて逃げ出す。二人はキャンディの面倒を見てきた叔父で弁護士のマックスマンの家へ逃げ込むが、既に警察の手はまわっていた。ところが、その刑事というのがオスカーの父親で、証拠不充分でキャンディは釈放される。
しかし三度結婚して三人とも相手が殺されてしまったキャンディへの嫌疑は晴れない。精神病ではないかと推察するマックスマン。そこでオスカーが自分と結婚して自分が生き残ればキャンディの無実を証明出来ると、彼女にプロポーズするが...
【コメント】
オスカー初登場です。キャラクターとしては、ちょっとキザで自信過剰ぎみで、行動力があって意外と情にあつい、オスカーの原型を備えています。
物語はサスペンス・コメディ・タッチでテンポよく進められています。結末はありがちと言えばありがちですが、充分楽しめます。
オスカーの年齢は20歳は過ぎていると思いますが、彼の職業が気になります。仕事を終えて出てくる場面で、仕事場はどうもホールか劇場くさいのですが、単なるオフィル・ビルのような感じもして、よくわかりません。
また、お金を入れると体重を計ってくれて、ついでに運勢を占ってくれるなんて機械がどこかにあったんでしょうか?不思議です。