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ビアンカ

初出誌「週刊少女フレンド」1970年サインはV特集号(16p)1970.5

トーマの心臓 第2巻(フラワー・コミックス42)

小学館 1975.4 ISBN4-09-130042-1 320円

11月のギムナジウム―ロマン短編集

小学館文庫711 1976.4 330円

萩尾望都作品集 第1巻 ビアンカ

小学館 1977.2 480円 ISBN4-09-178001-6

アメリカン・パイ

秋田文庫 2003.6 600円 ISBN4-253-17672-0

【内容】
画家クララ・ハイマーの森の絵によく描かれる少女について回想する場面から物語は始まる。彼女はビアンカ・オースティン。クララが12歳の時に出会った少女だった。
ビアンカは両親が離婚の話し合いをしている間、いとこのクララの家に預けられた。そんなことは知らないクララは友達になろうとするが、ビアンカは一人で森に出かけて遊んでいた。ある日鏡の前で一人遊びをしてるビアンカを見つけたクララは、彼女を笑って傷つけてしまう。別の日にいつも森へ行って何をしているのか気になったクララはビアンカの後をつける。すると...
【コメント】
ようやく‘らしい’作品です。少女の世界の美しさ、傷つきやすさ、もろさ。少女の孤独や寂しさ。そしてそれをつつむ森。それらをがっちりとまとめた秀作です。森の中で踊るビアンカの絵は何度も書き直されたものだと何かに書いてあったような気がします。納得できます。
この辺から萩尾望都は怖いって言う人が出て来たんでしょうね。実際そういう人いますから。ある意味リアルで残酷じゃないですか。少女マンガにはあまりいなかったタイプの作品だったんじゃないかなと思います。