ホーム / 特集ページ

CD-ROM [sanctus]

Review

本体ディスク  preview  gallery  mini theater  sketch gallery  data base

特典ディスク  interview  making  screen saver 

外箱

大型愛蔵版パッケージ(サイズ275×375×20mm)
初回限定生産版のパッケージはB4サイズ、イラストは「神々の子供時代」です。美しい…。そして大きい!B4の複製原画は別梱包なのかと思っていました。

複製原稿
描き下ろしカラー新作『彼』『お葬式』のエディションナンバー入り複製原稿(B4サイズ×8枚)。私のエディションナンバーは1730でした。

本体ディスク
preview
原稿&原画82点が収録されています。ここのCommentモードが楽しい。作品の制作秘話、絵の素材・作り方などが具体的にコメントされています。
Zoomモードもありますが、部分的なものです。ないよりは遙かにいいですが、容量の問題でしょうか?全部見たいなぁ。
indexもついているので、後から絵を探しやすいです。それと、ここからgalleryに行けるんですが、galleryからpreviewに戻って来るには、galleryの画面右上にカーソルを持っていくと、home、previewなどのボタンが現われ、クリックすると戻って来るそうです(最初わからなかったんです。すみません)。

  • 必見はNo.4の「花嫁をひろった男」。これは雑誌掲載時の扉絵でしたが、単行本では別の絵になっています。
  • No.11の「あそび玉」は原稿が紛失してしまった、あの作品です。予告カットが残っていました。
  • No.15の「ポーの一族」は扉絵ですが、秋のけっ作集というコーナーで使われたものだそうです。ちょっとおどろおどろしい絵です。
  • No.18の「ポーの一族」エドガーとメリーベルの絵。「愛の名場面集」。確かにメリーベルの顔が丸い。
  • No.20の「トーマ」の有名な扉絵ですが、例の詩が書いてないカラーのバージョンです。何という地平線…。泣きたくなるほど美しい…。
  • No.21とNo.22の「トーマ」は台湾版の萩尾望都作品集の表紙。「トーマ」は扉絵を読者プレゼントで全部あげてたんですよね(お宝グッズ参照)。それで残ってなくて清刷に色を載せたんだそうです。
  • No.27は「お宝グッズ」コーナーで話に出たバレンタイン・カードです。
  • No.58は「メッシュ」ですが、『プチフラワー』カレンダー用のイラストです。青が印象的な、まるっきり絵画のような一枚です。
  • No.59は「11人いる!」のアニメ用のポスターですが、後に文庫の表紙にも使われました。更に下敷きになってるんですが、これがいつの『プチフラワー』の懸賞なのかわかりません…。

01ルルとミミ359×248扉絵モノクロ
02ビアンカ362×257扉絵モノクロ
03ポーチで少女が子犬と371×263扉絵モノクロ
04花嫁をひろった男357×250扉絵カラー
05モードリン357×450扉絵モノクロ
06小夜の縫うゆかた357×250ラストモノクロ
07秋の旅357×250扉絵モノクロ
0811月のギムナジウム357×250予告カット「別コミ」71年10月号カラー
0911月のギムナジウム185×247予告カットモノクロ
1011月のギムナジウム357×250扉絵モノクロ
11あそび玉357×250予告カットモノクロ
12すきとおった銀の髪(ポーの一族)357×250扉絵モノクロ
13ポーの村(ポーの一族)357×250扉絵モノクロ
14ポーの一族(ポーの一族)357×445扉絵モノクロ
15ポーの一族(ポーの一族)230×245扉絵モノクロ
16メリーベルと銀のばら(ポーの一族)362×455扉絵モノクロ
17小鳥の巣(ポーの一族)365×440扉絵モノクロ
18ポーの一族378×465「ロミオとジュリエット」カラー
19ポーの一族 302×235扉絵→単行本1巻の表紙カラー
20トーマの心臓315×410扉絵カラー
21トーマの心臓315×210台湾版作品集表紙カラー
22トーマの心臓315×210台湾版作品集表紙カラー
23ペニー・レイン(ポーの一族)360×253扉絵カラー
24ランプトンは語る(ポーの一族)350×248扉絵カラー
2511人いる!372×270前編扉絵カラー
2611人いる!375×265後編扉絵カラー
27ポーの一族192×140バレンタインカードカラー
28ポーの一族250×357特集号用キャラ一覧2色
29続・11人いる! 東の地平 西の永遠313×182扉絵カラー
30百億の昼と千億の夜362×258「金銀砂岸」カラー
31百億の昼と千億の夜417×315「金銀砂岸」カラー
32スター・レッド417×315扉絵カラー
33スター・レッド365×2571頁目カラー
34恐るべき子どもたち368×2553頁目カラー
35百億の昼と千億の夜417×315「金銀砂岸」カラー
36訪問者210×320予告カットカラー
37訪問者210×320予告カット→文庫の表紙カラー
38訪問者405×315扉絵カラー
39A―A'380×565扉絵カラー
40銀の三角280×165単行本カバーカラー
41銀の三角445×347単行本表紙カラー
42銀の三角265×375単行本口絵カラー
43謝肉祭(メッシュ)280×188予告カット→Art Gallaryカラー
44謝肉祭(メッシュ)380×285扉絵カラー
454/4 カトルカース415×288扉絵カラー
46狩人は眠らない―幻境にて―395×545カラー
46狩人は眠らない―幻境にて―395×545カラー
47狩人は眠らない―幻境にて―395×545カラー
48狩人は眠らない―幻境にて―395×545カラー
49狩人は眠らない―幻境にて―395×545カラー
50狩人は眠らない―幻境にて―395×545カラー
51X+Y380×538扉絵カラー
52百億の昼と千億の夜417×315イメージアルバムジャケットカラー
53マージナル417×315扉絵カラー
54恐るべき子どもたち175×250作品集カバーカラー
55恐るべき子どもたち320×227作品集口絵カラー
56半神160×243作品集扉絵カラー
57千の矢(メッシュ)162×240作品集カバーカラー
58メッシュ282×380『プチフラワー』カレンダーカラー
5911人いる!380×270アニメ用ポスター→文庫本表紙カラー
60マージナル365×260扉絵カラー
61マージナル280×190単行本3巻表紙カラー
62マージナル250×185単行本5巻表紙カラー
63半神280×380戯曲「半神」カバーカラー
64完全犯罪―フェアリー―378×535扉絵カラー
65フラワー・フェスティバル367×500扉絵カラー
66フラワー・フェスティバル362×257扉絵カラー
67海のアリア380×520扉絵カラー
68海のアリア380×265扉絵カラー
69ローマへの道368×266扉絵カラー
70海のアリア405×315扉絵カラー
71海のアリア405×315扉絵カラー
72イグアナの娘330×240単行本表紙カラー
73あぶない丘の家380×568扉絵→単行本表紙カラー
74あぶない丘の家382×283扉絵→単行本表紙カラー
75マージナル331×237ドラマCDチラシカラー
76あぶない丘の家382×283扉絵カラー
77残酷な神が支配する267×191予告カット→単行本4巻表紙カラー
78トーマの心臓418×320文庫本表紙カラー
79残酷な神が支配する267×191単行本6巻表紙カラー
80残酷な神が支配する302×200予告カットカラー
81残酷な神が支配する420×306単行本7巻表紙カラー
82神々の子供時代393×545[sanctus] パッケージカラー
Gallery
「preview」に収録されている絵からカラー作品の中から63点を選び出したコーナー。モニタサイズいっぱいに表示されますとありますが、いっぱいかなぁ?それと、全体じゃあないんですよ。絵の部分だけ。私は周辺にあるメモも見たかったなぁ。自動再生とマニュアル操作と両方出来ますが、私はオートをお勧めします。

mini theater
複製原画にも入っていました、描き下ろしカラー新作『お葬式』『彼』(各4ページ)を収録。自動再生とマニュアルの両方が楽しめますが、これも一度はオートで見ることをお勧めします。アニメーションとは全く違いますが、部分部分のカットを効果的に使っています。

sketch gallery
作品の創作時にアイデアメモやラフ画を描きとめたスケッチブックの画像30点が収録されています。作品が出来上がるまでを少しだけかいま見ることが出来ます。全ての画像にコメントが付いていて、全面的に拡大出来ます。
文字が少々見づらいのですが、じっくり読むと面白いです。

ポーの一族17枚
トーマの心臓4枚
11人いる!/続・11人いる!5枚
訪問者4枚

data base
1969年から1997年までの活動を追ったコーナー。全作品ではありませんが32作品にストーリーと先生のコメントが付けられているところが凄い!とにかく、隅から隅まで読みましょう!

付録ディスク
interview[記録された萩尾望都]
さすが、映画監督。編集が素晴らしい。無理なく、違和感なく、わかりやすくつなげられています。ちょっと大変ですけれど、頭からずーっと通しで一度見ることをお勧めします。
萩尾先生の落ち着いた話し方を拝見して、変な話ですけれど、見ていて「ホッ」としました。側に近づいたら違うのかもしれませんが、映像を見ると、何故か安心する…。

多くの方が多くのことを語っていらっしゃいますが、私が印象に残ったのは、高橋先生の「厳しいけれど暖かい人」という、言わば、普通のありきたりな言葉でした。作品の厳しさと暖かさが私たち読者にはふっと思いが及びますから。
それとマネージャーの城さんの「小説家としたら、詩人としたら、絵本作家としたら、萩尾望都は世に出なかったかもしれない。少女マンガはこの人のためにあったのかもしれない、とふと頭をよぎったことがある」という言葉です。私はずっと萩尾望都は偉大なアーティストだと思っていました。ほかの少女マンガをあまり知らないので、あっさりと「少女マンガ」というカテゴリーを捨てて、萩尾作品に触れてきたせいでしょう。しかし、小説家として、詩人として、イラストレーターとしての部分部分の作品ではなく、あえて「少女マンガ」の作品を読んで、惹かれている自分がここにいるわけです。今更ながら「少女マンガ」が非常に特殊なジャンルであることを認識しました。しかしながら、逆に言うならば、現在の意味での「少女マンガ」が果たして当時あったのか、と考えると、更に進めて「少女マンガ」という一つのジャンルを作り上げた、一人であったのかもしれない、と思いました。

  1. OPENING

  2. 大泉サロン〈1970―1972〉
    合宿所、あるいは先生のいないマンガ教室とも言うべき大泉サロンの様子がささやななえこ氏、城章子氏、山岸凉子氏から語られています。これまであまりご本人の口からは語られなかった解散にあたってのコメントを聞くことも出来ます。

  3. ポーの一族〈1971―1976〉
    かの問題作が世に出るにあたっての障害、そこで担当編集者・山本氏(現・プチフラワー編集長)の果たされた役割、そして創作方法の変化などが、山本氏、城氏、ご本人から語られています。

  4. モスクワの事故〈1982〉〜
    まずは事故の詳細。それから以後「明るくなった」と言われて数多くの人々と一緒に仕事をされるようになった、その各界の著名人から語られる、萩尾像です。
    中川佳子、野田秀樹、甲斐よしひろ、金子修介、安田博子、東逸子氏が登場します。

  5. 萩尾望都は天才か?〜CLOSING
    「萩尾望都は天才か」という問いを様々な人に投げかけています。天才という言葉にとらわれず、ともかく非常に大きな才能のある人である、ということを全員認めています。
    野田秀樹、小松左京、清水玲子、金子修介、、夢枕獏、細井むつみ、秋里和国、東逸子、氷室冴子、橋口亮輔、中川佳子、甲斐よしひろ、坂下裕明、安田博子、サエキけんぞう、古川益三、巽孝之、小谷真理、高橋巌、山本順也、高田明美、ささやななえこ、城章子、山岸凉子氏の順に登場します。

making
描き下ろしカラー新作『彼』の1ページ(3ページ目)が完成するまでの全工程を以下の7段階に分けて、画像と説明がされています。
  1. 下描き
  2. ペン入れ
  3. 採色1
  4. 彩色2
  5. 彩色3
  6. 顔の描き込み
  7. ハイライト入れ〜完成

マンガの描き方っていうのは基礎知識しかない私ですが、とてもわかりやすく説明されていて、もっとわかる方が見たら面白いでしょうね。なんというか、企業秘密みたいなところもバラしてる感じがしますが、この程度ではビクともしないんでしょうね。
screen saver
"SCR"というフォルダに入っています。オートでインストールされます。1つにつき5枚の予告カットが入っています。予告カットなので小さい絵ですから、スクリーンセイバーとして安心して使えます。絵のスクリーンセイバーって大きくってメモリを食うのが多いので、いつも入れられなくて困るんですよ。

  1. SANCTUS1.EXE:ポーの一族
  2. SANCTUS2.EXE:11人いる!ほか
  3. SANCTUS3.EXE:あぶない丘の家、残酷な神が支配する

とにかく、こんなに集大成してしまっていいのか!というくらいの集大成のCD-ROMです。今回の初回限定生産版に間に合わなかった方も是非5800円のバージョンがありますから、見てみて下さい。

最後に、佐藤監督はじめ、制作に携わった方々の熱意と愛情に深く感銘いたしました。お疲れさまでした。そしてありがとうございました。