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出版社:あんず堂
本体価:1400円
発行年月日:1998年4月23日
ISBN4-87282-231-5


萩尾先生のエッセイ集が刊行されました。1981年頃『グレープフルーツ』誌に掲載された「片手間なおしゃべり」というシリーズを中心に、寺山修司氏と一緒に編集された若手漫画家の作品を集めた「フォー・レディース」シリーズに収録されたエッセイほかが入ってます。

雑誌でしかお目にかかれなかった貴重なエッセイがずらり。おまけに8枚のカラーイラストも入っていて、ファンは必携です。是非読んでみて下さい。

まえがきでもおっしゃってますが、若かりし頃のちょっととんがった先生のお姿が拝見できます。今刊行された、ということは、それだけ年輪を重ねられ、距離をもって見ることができる、ということでしょうか。

「トーマの心臓」連載時の苦労話には泣けます。道を切り拓く者の試練、とも言うべきお話です。「フォー・レディース」シリーズを一緒に編集なさった寺山修司氏への追悼文もあります。昔からのお友達、ささやななえ子先生や青池保子先生なども登場されてます。 それから、先生のバレエへの造形の深さ、バレリーナの肉体への萩尾先生の鋭い観察眼もお見受けできます。あとは…やっぱり「メッシュ」シリーズ「苦手な人種」なんですよね…。


内 容
カラーイラストp1〜8
まえがきp11
目次p12〜14
1 のちの想いにp15〜96
 しなやかに、したたかに「グレープフルーツ」1981年7月p17〜27(カット3枚)
 秋の夜長のミステリー「グレープフルーツ」1981年11月p28〜36(カット2枚)
 名前というもののあれこれ「グレープフルーツ」1982年2月p37〜47(カット3枚)
 人の往来「グレープフルーツ」1982年6月p48〜55(カット2枚)
 日本語は論理的なのか「グレープフルーツ」1982年8月p57〜68(カット2枚)
 清く正しく美しい場合「グレープフルーツ」1982年12月p69〜81(カット2枚)
 作家と編集の間には「グレープフルーツ」1983年2月p82〜91(カット1枚)
 思い出を切りぬくとき「ペーパームーン」別冊1983年7月p92〜95
2 風を踊るひとp96〜134
 モーリス・ベジャールの『近代能楽集』1985年5月「ダンスマガジン」p99〜117(カット1枚)
 ファウストの謎「ダンスマガジン」1985年2月p118〜124
 バニシリコフについてのおしゃべり「ダンスマガジン」1986年10月p125〜133(カット2枚)
3 初めてのものにp135〜
 アニメーション・ベスト5「ペーパームーン」(別冊アニメ特集号)1978年6月p137〜139
 私をビックリさせた映画『第三の男』「ペーパームーン」1977年12月p140〜132
 海色のびいどろ玉と魔女のひとりごと「ペーパームーン」1976年3月p143〜148
 お砂糖ぬきの紅茶は“本当の味”がするんです「ペーパームーン」1976年12月p149〜152(カット1枚)
 ホットコーヒーの話「ストロベリーフィールズ」1976年11月p153〜157
 少女漫画の新しい波・波・波「アニスビスケット・タイム」1977年12月p158〜159
 ホッチキス片手に手作りのアンソロジー「アニスビスケット・タイム」1977年12月p160〜162
 パリの『流れ星ホテル』に泊まったとき「デリカシィココア・タイム」1978年1月p163〜165(カット1枚)
 ヨーロッパ、ステーキめぐりでこけた話「エンゼルシャーベット・タイム」1978年8月p166〜169(カット1枚)
 ピカソ美術館「リキュールボンボン・タイム」1979年3月p170〜173
 お酒の話「サングリア・タイム」1979年8月p174〜178(カット1枚)
 小ギツネの話「ストロベリーフィールズ」1976年11月p179〜181
 白ケムシの話「ストロベリーフィールズ」1976年11月p182〜185(カット1枚)
 猫マクラ物語「カトルカール・タイム」1979年2月p186〜189
 仕事中断の苦しみについて「マジパン・タイム」1980年6月p190〜194
 性善説と性悪説の話「ストロベリーフィールズ」1976年11月p195〜198
あとがきp199〜201
初出一覧p202〜203