ここではEverything but the girl結成以前の二人の活動について掲載します。
MARINE GIRLS TRACEY THORN BEN WATT

MARINE GIRLS

BEACH PARTY(1981)

In Love
Fridays
Tonight
Times We Used To Spend
Flying Over Russia
Tutti Lo Sanno
All Dressed Up
Honey
Holiday Song
He Got The Girl
Day Night Dreams
Promises
Silent Red
Dishonesty
20,000 Leagues

ボーナス・トラック
Marine Girls

Marine GirlsのBeach Party…。なんつー安直な。後に「Everything but the girl」なんて謎めいたバンド名を付ける人のいたバンドとは思えませんが(笑)。

まさかGirl Popじゃないだろうと思ってましたけど、たいして変わらない。ちょっとシンプルにギターとベースだけってなところが違いますが。アルバムが発売されたのは1981年ですが、テープで発売されたのは1978年頃です。まぁ、その頃の田舎の高校生なんだから、こんなもんでしょう。トレイシーがいなければ単なる女の子のお遊びで、たとえインディー・レーベルといえど契約は難しかったでしょうね。

「Tutti Lo Sanno」で見せるバックボーカルや「Honey」なんてのは「さすがトレイシー」って思うんですけど、全体としてトレイシーのボーカルは少ないです。曲はほとんど書いているんですけど、おおむねギター弾いてるだけ。バンド内で主導権を握ることの出来ない内気な女の子の一面が伺えます。確かにこの人はバンド向きじゃないかもしれません。ベンと出会わなければ、これほどの人にはならなかったかもしれない、と思います。

まぁ、要するにトレイシーのボーカルで最も初期に聞くことが出来るものとしての価値はありますが…他には特に…。アメリカ盤のCDは「LAZY WAYS」とのカップリングで、更にボーナス・トラックが1曲入っています。

  • LP:イギリス盤:Wham!/In Phaze (1981) LP:COD 1
  • CD:アメリカ盤:Cooking Binyl America CKV-CD-9006(1997)
  • CD:日本盤:サブスタンス:BSCP-30069 (2002.7.24)

LAZY WAYS(1983)

Place in the Sun
Leave me with the Boy
Falling Again
Love to Know
A Different Light
Sunshine Blue
Don't Come Back
That fink, jazz-me-blues boy
Fever
Shell Island
Lazy Ways
Such A Thing
You Must Be Mad

一応ちゃんとプロデューサーもついてますし、前作に比較すると若干マシになってます。ジェーンがベースに専念し、代わりに妹のアリスがボーカルをとっている曲もありますが、トレイシーのリードボーカルが増えています。ジーナは抜けているようですね。一応プロである他人の目を通さないと、商品として使えるものにはならなかったんだなぁ、と(笑)。

「Falling Again…」はアリスのボーカルにトレイシーがバックボーカルなんですが、どうにもこうにもバックの方が目立ってしまって、笑えます。

おおむねアコースティックなサウンドですが、「Second Sight」の少しJazzyなリズムに後のトレイシーの指向性が見えます。「Don't come back」はシングルカットされましたので、マリン・ガールズを紹介する時にはこれが使われます。

  • イギリス盤:Cherry Red LP(BRED 44), CD(MRED 44)
  • CD:アメリカ盤:Cooking Binyl America CKV-CD-9006(1997)
  • CD:日本盤:サブスタンス:BSCP-30069 (2002.7.24)
ON MY MIND 1981 On My Mind
The Lure Of The Rockpools
In Phaze
7inch Single
Cherry Red
7inch Single:COD 2
ON MY MIND 1982 On My Mind
the Lure Of The Rockpools
Cherry Red
7inch Single:CHERRY 40
DON'T COME BACK 1983 Don't Come Back
You Must Be Mad
Cherry Red
7inch Single:CHERRY 54

TRACEY THORN

A DISTANT SHORE(1981)

Small Town Girl
Simply Couldn't Care
Seascape
Femme Fatale
Dreamy
Plain Sailing
New Opened Eyes
Too Happy
日本盤のみ
On My Mind
Night and Day

トレイシーのデビューとなった8曲入りミニEP。邦題「遠い渚」。イギリスの地方都市に住むあまり美人でないけど、繊細な感性をもった女の子の素朴なアルバムという感じ。大好きです。ギターの音がリアルというか生々しくて、それがピュアな印象をより一層強くしています。
他にベースぐらいしか使われてないんじゃないかなぁ。とは言え、単調なアコースティックのアルバムでは決してありません。

アルバムジャケットはマリーン・ガールズの仲間だったジェーンが描いたトレイシーです。シンプルでいいジャケットです。こういう時CDはイヤですねぇ。LPもっててよかった。

日本盤CDには2曲ボーナス・トラックがおまけに入っていました。“Night and Day”とそのカップリングの“On my mind”です。日本でCDに収録されたのは、これが初めての筈です。現在でもこれと「エッセンス・アンド・レア」以外には収録されていません。

  • イギリス盤:Cherry Red (1982) LP:M RED 35, CD:M RED 35
  • CD:日本盤:VAP(Toy's Factory):TFCK-88801
  • CD:日本盤:サブスタンス:BSCP-30068 (2002.7.24)


PLAIN SAILING 1982 Plain Sailing
Goodbye Joe
Cherry Red
7inch Single:CHERRY 53

Out of the Woodsはこちら

BEN WATT

NORTH MARINE DRIVE(1982)

On box hill*
Some things don't matter
Lucky One
Empty Bottles
North Marine Drive
Waiting like mad
Thirst for knowledge
Long time no sea
You're gonna make me lonesome when you go
SUMMER INTO WINTER
Walter and John
Aquamarine
Slipping Slowly
Another conversation with myself
A girl in winter


「遠い渚」とほぼ同時期に出されたベン・ワットのソロアルバム。CDにはオープニングのOn box hillはボーナス・トラック。更にロバート・ワイアットと共演した12inch EP“ Summer Into Winter”が含まれています。

比べるようなものではありませんが、「遠い渚」と比較すると、ベンの方が音楽的成熟度が高かったことが伺われます。曲のセンスやアレンジなどはトレイシーの方がずっと荒削りです。このソロアルバムを聴くとベンがEBTGの音楽を大きな比重で支えていることが明らかにわかります。

だからこのアルバムは夜ぼんやりしている時にはEBTGよりトレイシーのソロより聴きやすい。何しろベンは優しい声ですから、まぁ当たり前なのかもしれませんが、ギターもセミアコースティックが多いので、余計に優しさを感じるのかもしれません。

それにつけても、いいジャケットだなぁ。セピア調だけど青と黄色だけ色がついてるあたりが。
  • イギリス盤:Cherry Red (1983) LP:BRED 40, CD:BRED 40
  • 日本盤:VAP(Toy's Factory) TFCK-88802
  • 日本盤:サブスタンス:BSCP-30067 (2002.7.24)


SOME THINGS DON'T MATTER 1983 Some thing don't matter
On Box Hill
Cherry Red
7inch Single:CHERRY 55
CANT 1981 Cant
Aubade
Tower Of Silence
(All produced By Kevin Coyne)
Cherry Red
7inch Single:CHERRY 25
SUMMER INTO WINTER 1983 Walter and John
Aquamarine
Slipping Slowly
Another conversation with myself
A girl in winter
Cherry Red
12inch Single:CHERRY 36

編集盤

Old Play Fellows(幼馴染)(198)

Side A
Ben Watt with Robert Wyatt
1. WALTER AND JOHN
2. AQUAMARINE
3. SLIPPING SLOWLY
4. ANOTHER CONVERSATION WITH MYSELF
5. A GIRL IN WINTER
Side B
Tracey Thorn
 GOODBYE JOE
Marine Girls
 ON MY MIND
 THE LURE OF THE ROCKPOOLS
Ben Watt
 CANT
 TOWER OF SILENCE
 AUBADE

プレEBTGの要素を詰め込んだ編集盤です。日本のトリオ・レコードから出ていました。
  • 日本盤:TRIO-KENWOOD(JAPAN):AW 25043