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ホーンストリングスの響きわたる派手な3枚目。なにしろフル・オーケストラですから、これが出た時は「おいおい〜!」ってなもんでしたよ。プロデュースはマイク・ヘッジスとEBTG自身です。
当時「ふたりの音楽が持つナチュラルな肌合いは変わらない」なんて言って、プレスもいろいろ「変わってない」を連発してたことを思い出します。「これのどこが変わってないんだ!」と頭に来ましたが、後にアコースティックにアレンジされた「COME ON HOME」を聞いて「なるほど」と思いました。改めて聞き直して見ると、楽曲自体はさほど変わってないんです。けれどアレンジ…いや、音づくり全体が変わってしまいました。
ブラスセクションに関しては、さほど気にならないんですけど…やっぱり問題はストリングスじゃないかと思うんですよ。唐突にフィル・スペクター(古いな、例が)かと思って私は拒絶反応が出てしまうんですね。それとトレイシーの唄い方が妙に歌い上げに入ってる。これが鼻につきますね。あと、下手くそなバックコーラス。
「Cross my heart」はこの中ではシンプルなアレンジポップで耳に残る曲だし、「Don't let the teardrops rust your shining heart」は音がピアノとギターだけで、救われました。私は他は全滅(笑)。
まぁアーティストとしてはいろいろやってみたいわけで、その気持ちは理解出来るので一々裏切った、なんて思いませんが、いろいろやってみたら?という突き放した気分でしたね。ポップで楽しい曲や素直な明るい曲を聞きたいなら何もEBTGなんか聞かないよってね。
でも世の中不思議なもので、前の2枚よりいいとか、EBTGらしいとか言う人もいますから、暗いのがイヤという方はこちらをお勧めします。
- LP
- UK盤:Blanco Y Negro/WEA 240966-1 (1986)
- US盤:SIRE 25494-1 (1986)
- CD
- UK盤:Blanco Y Negro/WEA 240966-2 (1986)
- UK盤(再販):Blanco Y Negro/WEA 767028-2 (1995)
- US盤:SIRE 25494-2 (1986)
- US盤(再販):Warner 25494-2 (1995)
- 日本盤:VAP/Toy's Factory VPAC-85059 (1986)
- 日本盤(再販):VAP/Toy's Factory TFCK-88823 (1996)
- 日本盤:サブスタンス BSCP-30059(2002.7.24)
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