紀行・ノンフィクション : アーカイブ

2007年10月30日

マーノ・デ・サントの帰郷

マーノ・デ・サントの帰郷「マーノ・デ・サント」とはManos des santo「神の手」(というか「聖人の手」)、アルゼンチン、サッカーとくれば、マラドーナか?とつい連想してしまうが、これは気骨ある明治男の冒険談。明治43(1911)年、富山湾から密航してチリへ渡り、独力でアンデス越えをしてアルゼンチンはブエノスアイレスに移住した実話。このブエノスアイレスでもボカ地区に住み着いたというのがポイントで、苦労して働いたが、次第に柔道で学んだ東洋医術を生かしてボカのトレーナーになるというお話。どんな怪我でも治すから「神の手」というわけ。まだ東洋医術は向こうまで届いていない時期だったせいか、驚異的な効果を生み出していたのだと思われる。

南米への移住者の苦労話は多く本になっているが、この人の場合は単独で移住したところが大きく異なる。残念ながら、自費出版のようで、誤字が残っていたり、装丁がかなりひどいものだったりするが、内容はなかなか面白い。

やっぱり身体鍛えておかなきゃ、単独アンデス越えは出来ないよ…。メンドーサの街の記述があって、やたらと「サン・マルティン」という名前のついた通り、建物、公園がある、というところでは納得。確かにそうだった。

■著者:晩豊彦著
■書誌事項:文藝書房 2006.1. 201p ISBN4-89477-216-7
■副題:アルゼンチンサッカーに生きたある日本人の物語

2005年1月 4日

チェ・ゲバラふたたび旅へ―第2回AMERICA放浪日記

チェ・ゲバラふたたび旅へ―第2回AMERICA放浪日記■著者:エルネスト・チェ・ゲバラ著,棚橋加奈江訳
■原綴:Otra Vez: El Diario I&eacuite;dito del Segundo Viaje por América Latina (1953-1956) by Ernesto Che Guevara
■書誌事項:現代企画室  2004.11.25 ISBN4-7738-0410-6
■内容
チェ・ゲバラふたたび旅へ―第2回AMERICA放浪日記
写真による証言
付録

■感想
本書及び「チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記」「チェ・ゲバラAMERICA放浪書簡集―ふるさとへ1953~56」と3作合わせて“チェ・ゲバラ キューバ革命参加以前の記録”とでも呼ぼうか。本書は「モーターサイクル南米旅行日記」の続編ともいうべき日記で、グラナードと別れ、マイアミに行って1ヶ月間動けなくなったりしていろいろあったものの、何とかアルゼンチンに戻った後のお話。半年強ほどで学位を取得して、グラナードのところへ行って仕事をするという一応の目的の元に再び旅に出たゲバラの日記及び資料集。「ふるさとへ1953~56」も同一の時期のものだが、こちらは家族にあてた書簡集。本書の資料の中にある書簡と重なる部分が多いため、詳細に比較したわけではないが、まぁ言ってみれば本編だけ読めばいいくらいな感じである。
最初の旅のときと違い、自分で生計を立てるという前提をもちながらの旅である。いずれ帰って学校に戻ろうと考えていたときとはやはり違う。単に「世界が見たい」という熱望だけで動いたときよりは、かなり自覚的に自分の将来を模索しているように見える。
いずれにせよ、出発時点でのゲバラは医者の資格は得たが医者になるつもりはあまりなく、ただ何かをやる上で人の役には立つ技術だろうな、くらいにしか考えてないように見える。それより、南米大陸で行われている不正・不正義をただすという目的のために、自分は何がいつ出来るのかを模索していた時期だと言えるかもしれない。とにかく、目的のためにはいろいろな人にあって、いろいろな話を聞いて勉強しつつ、自分を必要としている場所を探している、といった風情だ。結局メキシコでカストロたちに会うことで時節を得たというか、自分の生きるべき場所を見つけたというか、自分を役立てる革命に出逢えたわけだが、革命の起こりそうな国にやってきて、革命を横目で眺めつつ、あまり好ましからざる外国人ということで退去させられたりしている。横目で眺めつつとは言え渦中にいられたのは勉強には役に立っただろう。生計を立てるために苦労したり、あまり変化のない日々を送ったりもしている。ペルーの活動家と(おそらく)出来ちゃった結婚したりもしているが、すぐに別れたりと、いろいろやってはいる。
あれだけ功あり名のある人なので後世からなんとでも言えるが、当時の人から見たら、単に騒動を探してうろついている不逞の輩以外の何者でもないな。だから最後は革命が成就しある程度安定したキューバを去って、ボリビアに行っちゃったりするんだけど。

結論から言うと、前回の旅よりはおもしろみに欠けるが、ゲバラ研究の資料的価値はあるだろう。私はあまり革命家チェ・ゲバラに興味があるわけではなく旅行記が読みたかったので、予想の範囲ではあったが、少々不満。が、まぁ読んで損はないなぁというくらいの感じだ。

2004年11月20日

トラベリング・ウィズ・ゲバラ

アルベルト・グラナード著,池田律代訳
■書誌事項:学習研究社 2004.10.16 ISBN4-054-02609-5
■原題:Con el Che Sudamerica, Alberto Granado, Editiorial Letras Cubanas. Giudad de la Habana, 1986.

「モーターサイクルダイアリーズ」の原作の片方。ゲバラの書いた「モーターサイクル南米旅行日記」をもう一度読み直し、これと逐一比べながら読んだ。全体的にグラナードの方が読んでいて詳しいし面白い。ゲバラの方も充分面白いのだが、これだけでは映画はあんなにふくらみのあるものにはならなかっただろう。

映画では重要な下記のいくつかの点の記述がない。映画になってからグラナードによって追加されたノンフィクションなのか、それとも脚本によるフィクションなのかはっきりとは判明しないが、私にはどうもフィクションと思われる。
1.チチーナに水着を買って来てと言われて預かった12ドルの件は出てこない
2.チリの鉱山で出会った共産主義者の労働者とその妻は登場する。お金をあげたエピソードはない。
3.エルネストが誕生日に泳いでアマゾン川を渡ったとされる場面。実際には誕生日の日ではなく3日後くらいに本当に渡ったとグラナードの方には記載がある。ワニが泳いでいるような川で、川幅2kmくらいあったようだ。

面白いエピソードはほとんど実際あったようだ。
1.恋人のためにバイクで犬を連れて行ったこと。
2.エルネストが修理工の奥さんに誘われて、でもダンナの目が光っていることに気づいて奥さんがイヤがったが、酔っぱらってその気になったエルネストと押し合いになって、グラナードと二人必死で逃げたシーン。
3.正直者のエルネストはお世話になった博士の本をけなさないではいられない。
4.船の上で娼婦と出会う。イルカのエピソード。でも実際には何もなかったようだ。お金がないからだろう。

でも、ゲバラの方のだけを読むとものすごくあっさりしていて、あんなに面白いエピソードだとは気づかないほどだ。

映画にはないが、チリでボランティアで消防士の仕事を手伝うくだりがある。チリの森林地帯に近く、山火事が頻繁に起こる土地で、実際に火事にあった。犬だか猫を助け出したのがグラナードの本だとエルネストになっているし、エルネストの方だとグラナードとなっている。実際はおそらくエルネストが助け出したのだろう。エルネストは自分だとは書けない性格だったのではないかと想像される。

ゲバラの日記はスペイン語で刊行されたのが1993年、グラナードの方は1978年だ。刊行されたのはゲバラの方が遅いが、グラナードの方はゲバラの死後に「チェに捧ぐ」と書いてあるように、元となった日記に加筆修正して“若き日のゲバラの姿”が随所にちりばめられている。そのせいもあって、内容的にはグラナードの本書の方が詳細だ。ゲバラの方は飛んでいる箇所が少なくない。例えばコロンビアのレティシアでボゴタまでの旅費を稼いだサッカーコーチの話などはゲバラの方には軽くしかふれられていない。

ちなみに、ミジョナリオス・デ・ボゴタにディ・ステファノが所属していたのは確かに1949~1953年で彼らの旅の時期1951年~1952年と一致する。が、レアル・マドリーとの試合があったかどうかは確認できず。しかし、この後ディ・ステファノはレアルに移籍する。これがまたバルサとの確執の火種になっているのだが、まぁそれは関係ないのでおいておいて。

ゲバラの方はタイトルに「モーターサイクル‥」とあるが、バイクで旅が出来たのはアルゼンチン国内だけで、チリに入ったとたんにバイクが完全に壊れてしまい、あとは徒歩やヒッチハイク、密航、筏などの方法をとって旅をする。これが現地の人たちとのふれあいを増やして更に実りの多い旅にしたことは間違いない。

ゲバラの方の日記では時々母親にあてた書簡が挿入されている。ひどい喘息持ちでこんな無茶な旅をして、かわいい子には旅をさせろというが、心配だっただろうななどとつい思ってしまう。けれど、映画で見る限り、今でもおそらくは同じ道を辿れば同じような旅が出来るのではないかと思えるほど、自然の風景は変わっていないと思う。グラナードはアマゾンのジャングルに憧れていた節がある。ゲバラの目はどちらかというと、貧しい人々の暮らしぶりの方に真摯に向けられていると感じられる。

旅行記としてはグラナードの書いた本書の方が面白いと思う。ただ、ゲバラの生真面目さも捨てがたい気はするな。

2004年9月 6日

7つの都市の物語―文化は都市をむすぶ

7つの都市の物語■著者:荒このみ編
■書誌事項:NTT出版 2003.3.18 ISBN4-7571-5035-0
■内容
東京―四割のモダン、六割のぬかるみ:松山巌
ハノイ―西欧化と民族文化の創出:川口健一
プラハ―亡命者の交差点:篠塚琢
ローマ―ファシズムの野望、建設という名の破壊:河島英昭
ロンドン―ミステリー小説と大衆文化:小池滋
ブエノスアイレス―ガルデルとボルヘスの町:増田義郎
ニューヨーク―ハーレム文化とプリミティヴィズム/エグゾティシズム:荒このみ

■感想
最近知ったサイトでいいなと思ったのが亞細亞とキネマと旅鴉というところだ。それなりに前からからあるのだと思うが、アジア映画に縁がなく、知らなかった。情報量も膨大だが、整理されて見やすく、全体的にまとまっていて素晴らしい。何故出会ったかというと、「ブエノスアイレス」でひっかかったのだと思う。そのサイトの参考書籍にあった本。そういえば南米の旅行記ばかりで全然都市論の方へは行ってなかったことに思い当たった。ブエノスアイレスは物価が高いため、バックパッカーや貧乏旅行の旅行先としては魅力がないらしく、あまり取り上げられていないのである。
本書は東京外大の講演記録である。何となく堅そうなイメージだが、意外に面白かった。きちんと歴史を追いながら文学史的な基礎を教えてもらった印象である。ブエノスアイレスはイタリア系移民が多いことだけは知っていたが、イギリス人やガリシア人などもいてコスモポリタンな都市だったこと、それがボルヘスのような文学者を産んだベースになっているとのこと。
ブエノスアイレス以外だとロンドン編と東京編が特に面白かった。ロンドン編は1920年代に興隆した英国ミステリはロンドンの発展が背景にあるという話。また、東京編は東京が拡大する歴史を「阿部定」「説教強盗」という犯罪をピックアップしてサンプルとして上げている。
講演集なんて、こんなことでもなければ読まなかっただろうな。
しかし「7つ」っていうのはホントにイヤだ。「七つ」だろうが。と思っていたら、すでにそういう書名の本があったのね。

2004年4月 8日

ビバ!ウルグァイ

ビバ!ウルグァイ■著者:井上忠恕,後藤信男
■書誌事項:STEP 2003.3.25 ISBN4-915834-49-2
■感想
ウルグアイは南米の小国だが、ワールドカップで2度優勝したことのある古豪である。現在でもアルバロ・レコパ、ダリオ・シウバほか多数の選手がセリエAやリーガ・エスパニョーラで活躍している。しかし人口300万人程度の小国のため、あまり日本でも知られていない。ウルグアイ専門の本があるのを見つけて購入したが、サッカーについてはほとんどふれられてないも同然。あまり期待もしていなかったが‥。

ウルグアイのサッカーと言えば、第1回ワールドカップを第一次大戦後の経済力で誘致し、その大会で優勝したのだが、それより大事なのはブラジル大会での優勝であろう。ブラジルの大会でブラジルが優勝できずウルグアイが優勝しているのだ。これが「マラカナンの悲劇」である。それが歴史的事項としてふれられているだけなのに、このサブタイトルはなんだ?

JAICAの人が書いたものだから、エッセイや旅行記というよりは、農業とか生体系などがメインで、若干教条主義的なところがあっても仕方がない。そういう人しか日本とは縁のない国なのだから。しかしそれでもウルグ「ァ」イやアルゼン「ティ」ンという書き方はどうしてなのだろう?現地読みなら「アルヘンティナ」だし、「チレ」になる。わざわざ一般的な日本での表記を変える意味があるのだろうか?装丁もなんだかいかにも「教科書」というか「参考書」くさくて、イヤな感じ。書籍としてはちょっとひどいなと思う。

アルゼンチンと同様ウルグアイも白人の国である。ブラジルは黒人も多いし、ペルーなんかはインディオも、インディオとの混血も多い。それが白人ばかりなのは、インディオを虐殺してしまったからだ、と思っていた。しかし、ペルーのように古代文明が発達していなかったため元々人口が少なかったこと、ブラジルのような手間のかかる大規模プランターが発達したわけではないため黒人奴隷の労働力を必要としなかったことが理由として大きいと、この本を読んで初めて知った。確かにパンパの牧畜にはそれほど人手は必要ないだろう。

プンタ・デル・エステ(ウルグアイ)やマル・デル・プラタ(アルゼンチン)あたりは私も一度は行ってみたいリゾート地だ。

2004年1月 9日

来て見てラテンアメリカ

来て見てラテンアメリカ■著者:滝野沢優子
■書誌事項:凱風社 2003.10.15 ISBN4-7736-2302-0
■感想
本書は1998年の刊行で1995年頃1年半もかけて中南米〜南米をバイクで旅した旅行記。少々古いのだが、女性・一人旅・バイクとそれだけで面白いアイテムがそろっていて、更に一応プロのライターさんなので文章はまともだし、各国のバックボーンをきちんと調べた上で旅しているので、これは掘り出し物だった。今までどうして見つけられなかったのだろう?メキシコから始まり、ちゃんとフエゴ島まで行って、ブラジルで終わっている。ちゃんと18ヶ国も訪ねている。通り抜けただけとは言え、さすがにベリーズ行く人は珍しいぞ。
南米バイク旅というのは、先駆者はチェ・ゲバラである。好みもあるだろうが紀行記を読む上で、移動手段としてはおそらくベストだろうと私は思う。徒歩はあまりにも時間がかかりすぎるため多くの国が回れない。荷物も少ないだろうし。バスも良い面はあるが、少々人々との接触が減ってしまう。ヨーロッパと異なり、南米は列車の旅がほとんど使えないのが難点(列車が走ってない)。車はどうなんだろうな。これは読んだことがないのでわからない。もちろん、バイク故の苦労やロスはあって、書類が整わず足止めくらうこともあったようだが、オフロードバイクなら、それなりに厳しい道でも行けてしまうところが良い。
ただ、やっぱり内容的には中南米が半分を占めてしまう。遺跡が多いのがメキシコ、ペルーだから仕方がない。個人的にあまりそういった文化遺跡に興味がないのだが、それでもパタゴニアをバイクで、というのはなかなか興味深い話が多い。今回はアマゾンのジャングルは含まれていなかった。
中南米〜南米の旅は


  1. 古代遺跡(マヤ、インカなど)
  2. ジャングル(探検/釣り)
  3. 登山・トレッキング(アンデス/パタゴニア)

のどれかを目的としたものがほとんど。普通の人の普通の生活が知りたいだけなんだけどなぁ。それじゃあ旅としても読み物としても、つまらないのか。しかし、中南米から降りて来ると、ウルグアイ、チリ、アルゼンチンの3ヶ国がいかに白人が多くてインディオが少ないかよくわかる。異常なくらいに思える。まぁ、一番人口が多い国は当然ブラジルなので、全体としてはバランスは取れているのかもしれないけど。
お料理メモ:菜の花とはまぐりのご飯Yahoo!グルメ

2003年12月25日

手紙の行方

手紙の行方■著者:山口智子
■書誌事項:ロッキングオン 2003.5. ISBN4-86052-017-3
■感想
スカパーで「Letters―彼女の旅の物語」という番組があったのは記憶しているが、見たことはない。7年間ドラマに出ていない女優・山口智子が企画・出演する紀行番組らしい。その中で5番目のチリ篇のロケハンに行ったときの話。写真も文章も全部著者のもので、しかも一人でのロケハンだったようだ。この後1ヶ月後にスタッフを連れて撮影に舞い戻ったらしい。
基本的にタレント本なので古本でもあると思う。2,000円はソフトカバーだと思うと高いが、中にカラー写真が多いし、地図は豪華だし、まぁ許すか。私は南米紀行本はだいたいOKだが、ジャングルばかりを撮影したような「自然」中心の写真集とかはあまり好まない。けど普通の人の普通の暮らしと街の話なら何でも読む。


  1. トルコ篇(O.A 2000.12.25〜2001.1.31)
  2. スペイン・ポルトガル篇(O.A 2001.3.14〜4.30)
  3. アイルランド篇(O.A 2001.9.1〜11.15)
  4. アメリカ・ニューオリンズ篇(O.A 2002.3.1〜5.15)
  5. チリ篇(O.A 2002.7.1〜9.15)
  6. ハワイ篇(O.A 2003.1.1〜3.15)

「チリ」と言うが、本人たちは「チレ」と呼んでいる。私たちが「ジャパン」だの「ハポン」だの自分の国を呼ばないのと同じ。チリという国は何気なくアルゼンチンの横に横たわっていて、何となく親しみの持てる国だ。実体験としてはメンドーサで大量のチリ人に親切にしてもらったこと、強い目的意識のないまま、たまたまアコンカグアを見たことくらいだが…。南北に長く地域によって気候が大きく異なること、美人の多いこと、ネルーダを生み出した国だけあって詩を好む文化があること、農業大国で食料は海の幸、山の幸ともに豊富なこと、アジェンデとピノチェトの時代、ホセ・ドノソが好き…等々。まぁまぁ一般的な日本人よりは私は多少は知識があるのかもしれない。
チリかぁ。パタゴニアは行ってみたいんだけど、トレッキングは大変そうで、実際私には無理だろうな。飛行機でこんなふうに飛ばすしかないよな…でもやっぱり、見たいは見たい。KOTA HUJANというところと、南米自転車旅行の写真とかが雰囲気は伝えていると思います。
さて、この本の著者の素直さには驚くばかり。女優・山口智子じゃなくて、20代の女性の旅行記だと思うと良いかもしれません。それにしては仕事前提だからな…トラブルとか全然なくて「わーすごーい」の連続で、順調すぎ。旅行記として面白いとは言い難い。ただ、その地方の雰囲気を伝えるにはその素直さは良かったと思いますが。
本当のところ「演技」が嫌いで、女優なんかやらないで済む立場になって、けどCMには相変わらず出ていてもらうもんはもらっていて…。そんな感じで、別に何ら問題はないと思いますが「何かしなきゃ」と思う焦燥感から旅に出て。企画持ち込みで仕事にしちゃうあたりはえらいな。ただ、39にもなって「そんな大人になりたい」は情けないだろうとは思いますが、しょうがないのか。青短出て朝の連ドラデビューして順調に女優だけしかやってなかったから、そんなもんかもね、と。
とりあえずDVDが出たら見たい気はする。何せペンギン出てくるし。
そう言えば1月2日の正月恒例・久世の向田邦子ものに本人役で女優復帰するらしい。多分、女優やってる方が良いと思うよ。

2003年12月20日

僕とゲバラとラティーノたち―ラテンアメリカ放浪記

僕とゲバラとラティーノたち■著者:樋口聡
■書誌事項:スリーエーネットワーク 1999.7.1 ISBN4-88319-136-2
■感想
ちょっと古い旅行記ですが、まぁ、いいかなと。4ヶ月のうち3週間分をキューバ滞在にとっておいて、それ以外の3ヶ月と1週間でアルゼンチン→南米各国→アメリカ、アメリカ→中米→各国キューバというのはちょっと急がし過ぎです(本人も文中に何度も書いてますが)。ほとんどがバスに乗っての移動ばかりで、あまり面白くないです。ゲバラだってバイクだったんだし、人とふれあうチャンスはどんどん減りますよね。少々盛り込み過ぎでは?
最近紀行ものが好きなのは、自分が自由に動けないからです。読む方としては別にガイドブックとして読んでいるつもりはまったくないので、移動手段が何なのかはとても気になります。飛行機は論外。徒歩/バイク/車/バスの順番で好きです。まぁ、だいたいにおいて荷物の多さと期間によって決まるようです。できるだけ長い期間のものが読みたいとは思います。荷物の多いもので、徒歩なんだけど、ロバと馬がついたパターンが面白かったのでした。
あまりに駆け足なので、ちょっとキューバに落ち着いたときの同著者のものも読んでみないと、確かに素人とは違う紀行文かどうかは判断つきませんね。

2002年12月 4日

もっと広く―南北両アメリカ大陸縦断記 南米篇

南北両アメリカ大陸縦断記南米篇 上南北両アメリカ大陸縦断記南米篇 下■著者:開高健
■書誌事項:文藝春秋 1983.12(文春文庫)ISBN4-167-12709-1,ISBN4-167-12710-5
■感想
1979年〜1980年にかけ、アラスカから南下して南米大陸の端、フエゴ島まで釣りをして歩く旅行記。これは南米篇で、メキシコ以降の話である。
かなり古いものだし、釣りに興味はないし、「週刊朝日」連載だし、開高健だし……オヤジ向けの気は満載。が、予想以上に面白かった。食事や人、風景、社会全般と一流のルポルタージュをものにした人が書くものは、やっぱり違う。というか、普段翻訳ものの小説やノンフィクションばかり読んでいるので、所詮翻訳者の日本語なのだなぁと思った。ちゃんとした日本語の使える日本人の作家の手になるものは、漢字の使い方、言葉遣い、筆致全般がさすがに面白い。日本人が書けば良いってものではないけどね。
食事などはかなり詳しくなってきたので、それなりに。一番面白かったのは、チリあたりの話。アジェンデ政権が崩壊してピノチェト政権になって7年、という時点だったため、記憶に新しい普通の人たちの声が非常に目新しいものに写った。とにかく、アジェンデ政権は物がなかった。今は物があるから、こっちの方が良い、という声が圧倒的。亡命者文学ばかり読んでいると、まったく見えないものだな、と。今度ちゃんとその辺のルポを探してみよう。
聞けば、労働者の時代!とばかりにストばっかりやって生産性がメチャメチャ落ち、政府は話し合いばっかりで全然事態を改善する方向へ進まない。南米の社会主義だなぁとつくづく。どうしても勤勉とは言い難いし、自分の利益が優先だからね。チリ人やアルゼンチン人はその中でも比較的マシだとは言われてるけど。
元々は自然紀行なので、その点はそれなりに楽しく読めるのだが、ジャングルものは決して好きなわけじゃないんです。虫がいっぱい出てくるので、とても自分が行けるとは思えないし。
やっぱり「人」の話が最も興味をひく。というか、筆者の人間描写がうまいのか…。
初めてアマゾンのマーケットプレイスを利用する。上下巻とかセットものは明らかに損します。わかってて、でも試してみたくてつい買ってしまいました。

2002年11月30日

激動の文学―アジア・アフリカ・ラテンアメリカの世界

激動の文学―アジア・アフリカ・ラテンアメリカの世界■書誌事項:信濃毎日新聞社 1995.11 ISBN4-78409522-5
■感想
おわりの方のちょこっとだけしか必要なかった。その割に高かった。

2002年11月25日

ゲバラ日記

ゲバラ日記■著者:チェ・ゲバラ著,高橋正訳
■書誌事項:角川書店 1999.5.10 ISBN4-04-317001-7(角川文庫)
■感想
前述の本と同時に読み進めていたので、変な日数になっている。「ゲバラ日記」はゲバラ最後の闘いであるボリビアでのゲリラ活動における日々を本人がメモした日記である。
喘息に苦しんだり、蚊や飢えに苦しんだりと、まったく大変な行軍な様子が不思議と悲壮感なく淡々と綴られている。敗北も正確に記し、無理に自分を鼓舞するような文章もなく、冷静に客観的に戦況を見つめている。カッとなって部下を殴ったり、つまらない諍いに困ったことも包み隠さず記載している。結局、覚悟の出来上がってる人は、とどのつまり、こうなんだなと思う。
「ゲバラ日記」は中央公論社みすず書房(絶版)、古くは朝日新聞社(絶版)から刊行されている。本人が非常に見えにくい戦局の中で得られた範囲内の情報で書いているため、推測も多く、実際この時どうだったのかを補足してくれるようなものなら、そちらの方が良いと思う。原書房版がそうなのだが、ちょっと高いな。

2002年11月24日

チェ・ゲバラ AMERICA放浪書簡集

チェ・ゲバラ AMERICA放浪書簡集■著者:チェ・ゲバラ著,棚橋加奈江訳
■書誌事項:現代企画室 2001.10.22 ISBN4-7738-0102-6
■感想
医大を卒業し、ベネズエラのハンセン病院に向かうつもりで旅立つが、ボリビアを経て針路を変え、グアテマラへ行き、そこで社会主義政権の崩壊を目の当たりにする。メキシコに逃れたゲバラはそこでカストロらと出会う。ゲリラとしての訓練を積み、キューバを目指すことになるのだが、この頃の家族に当てた書簡集である。大学在学中の南米旅行記が先述の書で、この本は年代記としていうと、その続編に近い。
家族の案だものなので、政治的・歴史的な価値は低いかもしれないが、人間像がわかって面白い。このいろいろと迷っている頃のゲバラの方が確信をもって革命に邁進しているゲバラより近寄りやすい。以前刊行されていた書籍は、ちょっと埃をかぶった感があるが、最近出ているものは革命家以前のものなので、そうでもないところがポイント。
しかし、ふと思ったのだが「ゲリラ」ってそもそもどんな意味なんだろう?ベトナムの頃に聞いて慣れていて、語義を確認するのを怠っていた。なるほど。「テロリスト」とはものすごく遠いな。

2002年11月15日

チェ・ゲバラ伝

チェ・ゲバラ伝■著者:三好徹
■書誌事項:原書房 2001.1.29 ISBN4-562-03386-X 新装版
■感想
本書の原本が刊行されたのは1971年。全共闘時代だなぁ。ゲバラという人はどうも私の興味の範囲内に入っているようで、いないようで。ラテンアメリカ現代史の中でも最も有名な人なのだが、一昔前の埃をかぶったヒーローのイメージが強かったこと、良く知られている「髭と葉巻」というラテンアメリカの典型的なマッチョだったことから、ちょっと敬遠していた。
それが、ふと南米の紀行ものを探していたときに、チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記を読んだことで、「若い頃は繊細そうでカッコよかったんだー」とか思ってしまって、ふと読みたい本の穴場がやって来たときに買ってしまったのであった。
ゲバラ関連の書籍はたくさん出ている。一応一通りの伝記的な概要を知っておく方が良いかと思い、とりあえず入門書として読む。選択としては多分間違ってないと思う。しかし、やはり私には革命家前の方が面白いのだなと再確認した次第。
でも、本当に一番知りたいのは、「キューバ」ってあまりにいろんなことが言われていて、本当はどうなの?「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」のキューバとレイナルド・アレナスのキューバと、ここにあるキューバと、どれが本当なんだろうな、という、しごく素朴な疑問が根底にあったりする。どれも本当なんだろうけどね。

2002年11月 5日

アンデス 食の旅―高度差5000mの恵みを味わう

■著者:高野潤
■書誌事項:平凡社 2000.11 ISBN4-582-85064-2(平凡社新書)
■感想
高地アンデス地方と低地アマゾン流域の食べ物の話。アンデスの方はメインはやっぱりジャガイモとトウモロコシと羊・牛等の肉類。豆or穀類と肉だけで青野菜がないなぁと思っていたが、やはり不足ぎみのようだ。マテにビタミンが全部含まれてるからいいのだ、という書物もあれば、いや実はビタミン不足で大変なのだ、という書物がある。肉類は確かにおいしいが、豆類穀類はちょっとダメだったな。
一方、アマゾン流域は果実が話の中心となる。甘い果実は好きではないので、全然ダメです。葉っぱでくるんで焼いた石の上におき、上から土をかぶせる手法や。パパイヤの実を刻んでサラダにする手法が紹介されている。熱帯地域にはよくある料理方法なのだろうが、私の口にはおいしいとは感じなかった。実は南の方へ行っても現地料理をおいしいと思ったことがないのだ。
というわけなのだが、自分がどうか、ということより、「いったい地球の裏側の人たちは何を食べているのだろう?」から発展し、実際に見聞した「青いものはどうしているんだろう?」とアルゼンチンへ行った際に思った素朴な疑問に答えてくれた。アンデスと言っても広いから、実際はペルーとボリビア中心。アルゼンチンはイタリア食が基本なので、別に困らないんだけど、アンデスは大変そうです。

2002年9月14日

インハバナ―ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ・ストーリー

インハバナ■著者:後藤繁雄,大森克己
■書誌事項:アーティストハウス 2000.1.1 ISBN4-901-14233-X
■感想
これは半分写真集です。いい顔をしたじーさんばっかり写ってます。
ちょっと乱読ぎみな今日このごろなのではしょります。

住んでみたアルゼンチン―ブエノスアイレスの個人主義

■著者:棚田梓
■書誌事項:サイマル出版会 1985.1 ISBN4-377-40657-4
■感想
やっぱり、ちょっと古いかなぁという内容でした。

ラテンアメリカくいしんぼひとり旅―お手軽エスニック料理をあなたに

■著者:八木啓代
■書誌事項:光文社 2000.1 ISBN:4-334-72951-7(光文社文庫)

2002年9月 3日

ロバと歩いた南米・アンデス紀行

ロバと歩いた南米・アンデス紀行■著者:中山茂大
■書誌事項:双葉社 1998.10 ISBN4-57528871-3
■感想
よくある大学生の放浪記なのだが、アルゼンチンの紀行もので最近のものは少ないので読んでみた。比較的最近の若者なので、古い時代のバックパッカーやホーボーなどとは違って、さほど広大な夢があるわけではなく、焦燥感にかられての旅行というモチベーションである。だらしなく、身勝手で、お人好しで、危機意識が低い。けれどあまりに等身大なので普通の人っぽさにかえって親近感がわく。
何故ロバか、というと、単にバックパッカーであるため、荷物が多いから、荷物を運ぶロバが欲しかった、というだけの話。最初は更に安易に2頭連れて、1頭に自分が乗るつもりだったが、2頭とも同時に見ることが出来ずに逃げられる。次に馬を選ぶが、これもあっという間に逃げられる。
というわけで、結局自分は徒歩で荷物だけロバが運ぶことになる。でも、実際は「のんびり」と景色を眺めながら旅がしたかったのだ、ということがわかってくる。ようやくボリビアの田舎・ベーニャブランカから南米大陸最南端のウスアイアまで、5700km、307日をかけて旅をする。
一部チリにも入るが、ほとんどの旅程がアルゼンチン国内になる。南下する旅で、ゲバラがブエノスアイレスからバイクで北上して行くのとは逆になる。テレビや新聞で報道されて次第に有名人になってしまうあたりがゲバラの旅行でもあったことで、今も昔も記事がないんだなぁ。平和だな、というのんびり感があって良い。
見知らぬ人の親切に触れ、ピストル強盗にあったり、と旅の醍醐味はきちんと味わうのだが、ロバとの交流が一番面白い点かもしれない。
日本に帰国した後の後日談が結構泣けるのだが、ここまでは触れないでおこう。

2002年9月 1日

ボカ共和国見聞記―知られざるアルゼンチン

ボカ共和国見聞記■著者:津田正夫
■書誌事項:中央公論社 1984.12 ISBN4-12-201179-5(中公文庫)
■感想
絶版である。1975.5に新人物往来社より刊行されたもので、それにフォークランド紛争についての章を付与して刊行された文庫版である。しかし、ここまで遡らないとアルゼンチン一国だけを取り上げた紀行文というか軽いエッセイのようなものはなかなか見つからない。経済のみならあるのだが、風土一般といったものについては、南米各国のもの以外で最近のものは見たことがない。まだ探索中ではあるが。
こういった類の本は情報が古いとあまり意味がないので、比較的新しいものを探しているのだが、これでも30年近く前に書かれたものだ。一応気候、歴史、政治、社会全般、食事、観光地などが一通りさくっと書かれていて、非常に良い入門書だとは思う。
ブエノスアイレスという名前は「州」の名前で、首都ブエノスアイレスは通称でセントラルと呼ばれるとか、そういった基礎知識は一応ある。通りの様子や街のおのおのの場所の特徴などは、最近でも本書の通りだと思う。フロリダ通りをいったい何度往復したのか数え切れないなぁなど、追体験しているようで楽しかった。
女の人がみんなきれいだというのは贔屓目か?いわゆるブロンドの髪でブルーの瞳は少なかったけど、それが「=美」と言えるかどうかは確かに疑問。アメリカ人より太った人が少ないとは思う。けど、女性喫煙率が異常に高い。
お腹が空いているときは読まない方が良い。またアルゼンチン料理屋へ行きたくなってきた。

2002年6月18日

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記

チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記■著者:エルネスト・チェ・ゲバラ著,棚橋香奈江訳
■書誌事項:現代企画室 2001.9.20 ISBN4-7738-9715-5
■感想
ゲバラって、あの軍帽かぶってひげもじゃもじゃはやして、斜め上を見ている、あのポスターの印象しかない。カストロと違い、若くして死んでいるので、革命のヒーローのまんまなんだよねーというくらいなもの。あまり前知識なく読んだ。単に南米の旅行記として読みたかったから。

若い頃の写真が多数入っていて、やっぱり彼はひげはやさない方がカッコいいと思う。いいとこのぼっちゃんだったので、なんというか50年代のイタリア映画に出てくるような甘い二枚目。その彼が23歳の医学生のとき、半年以上かけて、アルゼンチンのロサリオからチリ、ペルー、コロンビアからベネズエラのカラカスまで、バイクとヒッチハイクで貧乏旅行したときの記録。

アルゼンチンからチリにかけての美しい風景に感動したり、チリは良い人たちばかりで親切にしてもらったり、ペルーのクスコに感銘を受けたり、そういった素朴な青年としての感動がつづられている。ラテンアメリカ人としての自覚を徐々に育てて行った頃の純粋な思いに満ちていて、思想的な面は現れていない。南米旅行記として読むと良いと思う。

2001年9月18日

西海岸物語

■著者:ジョー・コットンウッド著, 中山容訳
■書誌事項晶文社 1986.11.1 ISBN4-7949-2456-9
■感想
なつかしのヘイト・アシュベリー(ヒッピー)ものだ。懐かしいと言っても、昔の出来事だからなつかしいんじゃなくて(いくらなんでもそんなにトシ食ってない)、以前結構読んでいたことがある、ので懐かしいのだ。
当時、この手のヒッピーものは、今一つ好きではなかった。もうちょいハードなものが好み。カウンターカルチャーの文化論みたいなやつとか、ノンフィクションとかルポ。こういう小説はどうにも軟弱なイメージが強くて、近寄りがたかった。特にこの晶文社マークのものは。
今読んでみても、どちらかというと当時と同じく「興味」が先に立ち、共感はない。こんな汚い部屋でお金もなくて暮らしているのが何が楽しいのか?ということもあるが、暇だからすぐに人間関係が複雑になっちゃうところとか、すぐに、よく知らない人たちが入り込んで来るところとか。フリーセックスとか言ってるから、さらに複雑になってしまう。
人間って時間に余裕があると人間関係が面倒になる生き物だと思う。フリーターの子とか友達多くない?仕事ばかりしていると仕事の人間関係ばかりになってしまって、友達の数は減る。そのこと自体は私は嫌いじゃない。共通の目的をもった人間関係の方が楽だし、友達なんて数人で充分というか、それだけいればラッキーだと、学生時代は楽しかったけど、さんざん面倒くさい思いもしたので、割り切ってしまってるところはある。
脱線した。ヒッピーたちは、ひどい状態であっても、この生き方を貫きたいと思うのだから、それはそれで強い決意なんだろうな、と。それを支えたのは何だったのか?という点の興味は以前も強かったし、今でも残っている。歴史的事実としてのベトナム、とかは知っても本当の理解まではほど遠い。
自動車事故とか起きちゃうあたりが、「イージー・ライダー」の世界なのね、やっぱり。

2001年5月10日

パタゴニア自然紀行―氷河調査隊同行記

■著者:松井覚進
■書誌事項:朝日新聞社 ISBN4-02-259389-X 1985.10(朝日選書289)
■感想:
どうもパタゴニアものが気に入ってるのだが、だいたいにおいて日本で出ているのは登山記録なのはつまらない。山登りに興味あるわけじゃないから。でも、とりあえず、なんとなく自然の雰囲気はつかめるので読んでみたりする。
何故パタゴニアなのか。ペンギン…だな、きっと。死ぬ前に一度でいいから、野生のペンギンが見てみたい…。真冬(向こうは真夏)にフォークランド・ツアーとか行くかな…。だってパタゴニアってトレッキングツアーしか出てないんだもの。何故かというと、電車が走ってないから。
おそらくは単に以前読んだ「パタゴニア・エクスプレス」(ルイス・セプルペダ 国書刊行会)の影響と思われる…。写真集とか欲しくなっちゃうからな、つい。