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2009年5月10日

雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた

雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた蜷川さんがここ数年、1年に1度、Bunkamuraで清水作品をやってくれます。それは何をさておき行かなければ、失礼だということで、今回も見に行ってきました。

お話は地方の少女歌劇団の話なので、初演は宝塚OGで占められていたそうです。今回はそんなことはありませんが、やはりメインのところには宝塚出身者がきちんといました。

宝塚トップの演技力・歌唱力はヅカファンでなくとも知っている人は多いと思いますが、私は(多分1995年のキャッツだったと思いますが)前田美波里で知りました。その公演では他の出演者が完全に霞んでしまっていました。今回は決してそんなことはありませんでしたが、鳳蘭、真琴つばさが二人で階段を降りてくる姿は圧巻。中川安奈は宝塚出身ではありませんが、彼女らはどうしてああ腰の位置、膝の位置が高いのでしょう。もはや人間ではない気がします。

ウエンツくんは気の毒に、今回完全に客寄せパンダでした。若い男の子(小栗旬や藤原竜也等々)を使うのがやたらうまい蜷川さんですが、ウエンツくんに女装させて記者発表は正解でした。WATのファンの若い子がまぁまぁ、いましたから。ヅカファンの比較的若手(真琴つばさ目当て)はそこそこいましたが、往年のヅカファンはお見受けしませんでした。きっと奥様方は平日マチネにいらしているのでしょう。

松井今朝子さんのブログに初日の感想が。初演を見ていらっしゃるのですね。うらやましいです。

Bunkamura 特設サイト

公演の詳細当はこちら