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2001年2月 9日

駅のホーム

駅のホームから落ちた人を助けようとして、2人飛び降りた事件以来、各地で駅のホームに落ちた人を助けるためにホームに降りる人が増えている。というか、それだけ駅のホームに落ちる人がいるってことを知らなかった。駅員が対応していたからニュースにならなかったんだな、きっと。
何があっても、駅員以外はホームには絶対に降りるな、とこれまで言われていたのだが、そんなこと構うもんか、という風潮はいいんだろうかね。なんてことを考えていた矢先。
今日、ほぼ終電近く、新橋駅の京浜東北線のホームでちょうどそういう現場に出くわした。酔ったオヤジが落っこちて、5人ほどのおじさんや青年が飛び降りて、あっという間に引き上げた。ものの2分くらいの出来事だった。駅員がかけつけたのは、それから2分くらいしてから。もし、駅員がやってたら、引き上げるまでに5分以上かかることになる。
次の電車が来るまでの時間がはっきりわかっていて、10分近くあいていたので、まぁ、余裕だったんだけど、これがあと5分ってところだったら、どうなんだろうね。駅員に知らせて、電車を止めるまでに5分くらいかかったんじゃないの?
それでも、誰でもホームに降りられる、という意識になってしまうと、落とし物一つでも降りる輩が出てくる可能性もある。山手線や中央線や京浜東北線ほか、電車の間隔が短いところだけでもいいから、都営線やゆりかもめみたく、ホームに塀を立てるべき。
ところで、助け出されたオヤジは頭は打ってなかったらしく、意識はあった。異常に痛がっていた。あれだけの高さから落ちて全身打ってるんだから、そりゃ痛いわ。‥ってゆーか、そもそも、正体もなくなるほど酔っぱらって電車に乗ろうとするな。
(その後、駅のホームのKIOSKでの酒の販売が中止された。とりあえず、という感じだが、まぁ当然でしょう。)