1998年ワールドカップ グループリーグ アルゼンチン×ジャマイカ

トップ / フランス98 / アルゼンチン×ジャマイカ

1998.6.21 17:30 パルク・デ・フランス:観衆49,300人

アルゼンチン 5 - 0 ジャマイカ

得点オルテガ(32分,55分),バティストゥータ(72分,79分,83分)
警告ホセ・チャモ(66分)
スタメン
GK[ 1] カルロス・ロア
DF [ 2] ロベルト・アジャラ
[ 6] ロベルト・センシーニ(→14分 ネルソン・ビーバス)
[ 3] ホセ・チャモ
[22] ハビエル・サネッティ
MF[ 5] マティアス・アルメイダ
[ 8] ディエゴ・シメオネ(→80分 マウリシオ・ピネダ)
[11] ファン・べーロン
[10] アリエル・オルテガ
FW [ 9] ガブリエル・バティストゥータ
[ 7] クラウディオ・ロペス(→75分 マルセロ・ガジャルド)


●試合を見終わって
日本戦でのイライラやモヤモヤを吹っ飛ばす大量得点でアルゼンチンがジャマイカを一蹴しました。この試合大きかったのは、私はガジャルドの出場だと思います。
前半開始早々、先日の日本戦とはうって変わって超攻撃モード。今日は絶対得点を山ほどとる、という意志がはっきりと感じられて波状攻撃をかけてきました。でも、あと一歩のところで決められない。バティ、今日はどうしちゃったの?クラウディオはジャマイカDFに押さえられているだけでなく、本人の調子が悪いのが見え見え。
逆に、ジャマイカが落ち着いていいディフェンスを見せ始め、アルゼンチンも疲れも出たところ、カウンターをくらい始めました。原因の一つにチャモの試合勘が戻ってないことがあるでしょう。左サイドが危なっかしい場面が多々。センシーニが退場になったのも、ちょっと不安材料です。指じゃなくて膝ですが、ジャマイカの当たりはちょっとハード。また前の試合でボールの配給に必ず顔を出していたベロンの動きを消していました。落ち着こうぜ!と誰かが言ったか言わなかったか。やっと意志の統一が出来てリズムを取り戻します。
その後はまた猛攻が始まり、それを堪え忍んでいたジャマイカDFを切り裂くベロンのスルーパス。32分、それを受けたアリエルが右足のアウトサイドでキーパーの頭上をやわらかく浮かしたシュートでゴール。ここら辺のベロンのボールの正確さとアリエルの上手さ。いいところが出た一瞬でした。
その後はまた慎重に戻ったアルゼンチンと何とかペースを取り戻そうとするジャマイカの間で一進一退の攻防が続き、前半終了間際、アリエルのプレイにたまらずイエロー。その前にもイエローをもらっていたパウエルが一発退場。で、前半終了。
さて、後半は一人少ないジャマイカですが、とにかく1点を狙って果敢に攻撃を始めます。そんなことで慌てる必要はまったくないアルゼンチンはしっかりボールをキープして攻撃を組み立てます。55分、アリエルが真ん中からドリブルで持ち込み、やっと出てきたかのクラウディオ・ロペスとのワン・ツーにも見えるスルーパスを、ジャマイカDFの慌てふためくゴール前で、アリエルが受けて、余裕をもってシュート。2点目。
こうなると、私としてはアリエルのハットトリックを期待してしまいますが、やはりこの人、バティストゥータ。アリエルからのパスを一番好きな位置でもらい、豪快に「これぞバティ・ゴール」を右足で蹴り込みます。あの位置で、あのタイミングでボールをもらったら、絶対外さないの、この人はってなもんで。やっとイライラが消えました。
やっと、やっとガジャルドの投入です。これが出来る状態になっただけでも今日は価値がありました。この時間で、なおかつボロボロのジャマイカDFを材料に、マルセロの調子をはかることは出来ませんが、まぁ、いいんじゃないでしょうか?すぐに、ではないにせよ、少なくとも決勝トーナメントでは調子を戻してくれるに違いない‥と信じたい。
数的不利を感じさせない、攻撃的な姿勢を見せていたジャマイカも、これでもう集中力はすっかり切れてしまいました。そのくせフォーメーションをいじることもせず、なすがまま。そこで再び、今度はチョロからバティがドフリーでボールを受け、またまた右足で蹴り込んで4点目。もう止まらない。
マルセロの登場で嬉しい嬉しいアリエルのゴール前でのプレイにたまらずファウル。PKを取ります。これをバティが当然のごとく決めて5点目。ハットトリックです。そして得点王レースに飛び込み、単独トップです。稼げる時に稼ぎましょう。
今日はチョロが1人少ない分好きにやれたことでベロンより攻撃に参加していたかもしれません。ベロンも出る時は出ていたし、守備に専念する時間もありました。彼があまり目立たなかった分、攻撃のバリエーションを見ることが出来てよかったかも。 アルメイダが日本戦のような失態はもうこりごりと、アルメイダらしさを存分に発揮。必要な時に必ず必要な場所にいるのがアルメイダですから。
さて、大量得点を取った後の気のゆるみが怖いことは怖いですが、パサレラがそんなヤワなチームを作って来るはずがありません。クロアチア戦に期待しましょう。

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