1998年フランスワールドカップ時のアルゼンチン代表のフォーメーション

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■ 基本的なフォーメーション

アルゼンチンのフォーメーションは今や世界の主流から外れてしまったと言われるた3−5−2である。両サイドバックをおかず、MF5人を2−2−1、あるいは1−2−2などに配置する。そのシステムはツートップの攻撃力が生き、爆発的な破壊力を生み出す

■ 調子が上向きの守備陣

3バックの中心になるのは、パサレラの秘蔵っ子の一人、アジャラ。イタリアのナポリで鍛えられ、センシーニの力を借りながら大きく成長したセンターバックである。そしてベテラン・センシーニと中堅のチャモを両脇にかかえ、どこでもOKのセンシーニのおかげで、チャモが悪ければ右にパスを入れてセンシーニを左に回すことも出来る。
サイドバックを採用した場合に出てくるのが右のサネッティ。敵に速くて上手いサイドバックがいる場合、そのオーバーラップを防ぐことが出来る上、攻撃に厚みが増す。3バックを採用するか、4バックにするか、対戦相手次第で決まるだろう。

■ 豊富な中盤

タレントの豊富なアルゼンチンの中盤。まずはボランチの位置、最終ラインの前にはアルメイダがいる。信じられないほどの運動量で右に左に走り回る。この人もパサレラの秘蔵っ子の一人である若手。正確なロングパスは速攻の起点となっている。そして、このポジションにはアストラーダが控えている。
左に「チョロ」の愛称で知られるベテラン、シメオネ。的確なポジショニングと安定した守備で若手を引っ張る。そして右に攻撃の起点となるパスを出せるファン・ベロン。ここにはベルティやパセダスもいる。
そして2列目には成長著しいガジャルドは若き司令塔。そして素晴らしいドリブルで右に左にボールを展開するオルテガ。同じチームメイトだっただけにコンビネーションは良い。この二人が攻撃の要になることであろうことは間違いない。
オルテガのサブはデルガド。彼もスピードがあり、ドリブルも上手い。だが困ったことにガジャルドの代わりがいないのである。怪我の具合次第だが、ガジャルドがいないアルゼンチンは攻撃の形が少なくなることは否めない。どうしてもベロンのロングパスとオルテガのドリブルに頼ってしまうのである。美しいアルゼンチンの中盤を見るためには、どうしてもガジャルドが欠かせない。

■ 選択の幅の多いツートップ

バティストゥータとクレスポという同じタイプのストライカーを抱えているのが贅沢な悩みと言えば言える。この二人を組ませてツートップが組めないのだ。よってクラウディオ・ロペスとバティという左右・若手とベテランの組み合わせが、本大会で出場するコンビとなるだろう。でもクレスポももったいないし…。
バティ=C.ロペス、クレスポ=C.ロペスの二つの選択肢に新しい選択肢が加えられた。それはバティ=バルボ。どれが採用されるか、は主に選手の調子次第。贅沢な悩みである。

■ 泣き所のGK

ブラジルのことは言えない。アルゼンチンも長い間GKが安定しなかった。南米予選の間、最も出場回数の多いロアでさえ、約半分である。GKは経験値が最も重要なポジションであるにもかかわらず、これだけ安定しないとは…。
ところが、ワールドカップ前の親善試合ではロアが怪我をしているため、ブルゴスに出場機会が多かった。ここでブラジルを0点に押さえるなどめざましい活躍をしたために、本大会でも出場する可能性がある。

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